食生活アドバイザーは、食育資格の中でも人気が高い資格として有名ですよね。
食に関する知識を網羅的に身につけることができるので、家庭ではもちろん、食ビジネスの場でも活かせる資格として人気を集めています。
さらにこの資格が人気である理由は、あまり費用をかけずに取得できるということです。
多くの食育資格の場合、指定された通信講座を受講することが条件になっているため、数万円の受講料がかかることになります。
食生活アドバイザーはそのような通信講座が必須条件ではないため、費用をおさえやすいメリットがあるのです。
それでは、実際に食生活アドバイザーを無料で取得することはできるのでしょうか。
残念ながら、完全に無料で取得することはできませんが、できるだけ費用をおさえる方法はあります。
今回の記事では、できるだけ費用をおさえて食生活アドバイザーの資格を取得する方法を解説していきたいと思います。
食生活アドバイザーの資格を取りたいけど、費用が高そうで迷っているという方はぜひ参考にしてください。
食生活アドバイザーをお金をかけずに取得したい!無料で取る方法はある?
食生活アドバイザーを取りたいを思っても、費用がかかることを考えると二の足を踏んでしまう方は多いでしょう。
資格を取得するためには費用がかかるケースがほとんどですが、その費用がわかりにくいという問題があります。
資格取得にはお金がかかる
民間資格を取得する際には、試験勉強にも受験にもお金がかかります。
資格試験を受けるためには、決められた通信講座やスクールで勉強することが必須条件になっている場合もあるので、受講料が必要になるケースが多いのです。
さらに、認定試験を受けるためには受験料がかかる場合もあります。
民間資格の場合は、その資格を主催する民間団体が費用などのルールを全て決めるため、資格によってバラつきが出る傾向にあるのです。
標準的な金額よりぐんと高い資格もあれば、逆に無料で受けられるような安い資格もあります。
資格取得の費用はわかりにくい
さらに、資格取得にかかる費用はわかりにくいという難点もあります。
教材費、受講料、受験料、資格申請料など、その都度かかる費用が色々あるので、最終的にいくらかかるのかわかりにくいシステムと言えるのです。
このように、資格取得には費用がかかりますが、様々な費用がかかるためわかりにくいという問題があります。
でも、民間資格にかかる費用はピンキリなので、「できるだけお金をかけない方法」「できれば無料で取得できる方法」を知りたいですよね。
食生活アドバイザーの資格内容には興味があり勉強してみたくても、費用のことがハッキリわからないと、勉強する気になれませんね。
食生活アドバイザーの費用をおさえて取得する方法
食生活アドバイザーの資格自体は魅力的でも、金銭的な不安があると積極的になれないですよね。
ここからは、そのような不安を払拭して資格取得に向けて勉強できるように、費用をおさえて取得する方法をご説明したいと思います。
この資格は他の民間資格のように費用がややわかりにくい部分はありますが、勉強方法を上手く選ぶなどの工夫をすれば、費用をおさえることが可能です。
ただし、無料で取得することはできませんのでご注意ください。
詳しく解説していきましょう。
食生活アドバイザーは無料で取得することはできない
「食生活アドバイザーの資格を無料で取得したい」と思う方は多いでしょう。
費用をかけずに取得できる方法があれば良いのですが、残念ながら必ずかかる費用はあります。
受験料は必ずかかる
まず、受験料は必ず支払う必要があります。
食生活アドバイザーの資格を取得するためには、全国の試験会場で認定試験を受けることになります。
合格点を取ることができれば、食生活アドバイザーの合格証が送られてきて資格を取得できるという流れです。
この際にかかる受験料は必須なので、無料で資格を取るという方法はありません。
テキスト代は最低限必要
食生活アドバイザーは通信講座を利用せずに独学することが可能です。
その場合は、最低限でも公式テキストは購入する必要があります。
管理栄養士などの資格を持っていて食の知識があるから大丈夫という方もいるでしょう。
でも、食生活アドバイザーの試験範囲は広く、食マーケットや社会生活に関する内容の出題されます。
そのため、テキストで試験範囲を一通り勉強する必要があるのです。
テキストで試験対策せずに受けることは可能ではありますが、試験に落ちてしまい受験料が無駄になった…と後悔することになるかもしれません。
テキスト代は必要な費用と考えておきたいですね
具体的な値段については次の章で詳しくお伝えしていきます。
食生活アドバイザーは費用をおさえて取得することは可能
食生活アドバイザーは「受験料」「テキスト代」がかかるため、無料で資格を取ることはできません。
しかし、費用をできるだけおさえて取得することは可能です。
そのためには、資格取得に関わる費用について把握しておくことが大切。
他の民間資格と同じように、食生活アドバイザーを取るための費用もやや複雑なので、正しく理解しておきたいですね。
その上でおさえられる費用を確認していきましょう。
全ての費用を把握しておこう
まず、食生活アドバイザーの取得に関わる全ての費用を把握しておきたいと思います。
以下の表をご覧ください。
受験にかかる費用 | 受験料 | 3級:5,000円、2級:7,500円、3級と2級:12,500円 |
---|---|---|
試験勉強にかかる費用 | テキスト | 各級2,000円前後 |
過去問 | 3級:2,200円、2級3,300円 | |
合格講座 | 3級:12,000円、2級:18,000円 | |
通信講座 | ・ユーキャン:39,000円 ・学校法人産業能率大学総合研究所:17,600円(2,3級)、15,400円(3級のみ) ・JMAM通信講座:15,950円(3級)、16,500円(2級) |
|
会員費 | 入会金、年会費 | 入会金:なし、年会費:5,000円 ※任意 |
食生活アドバイザーの取得までにかかる費用は、このように「受験にかかる費用」「試験勉強にかかる費用」「会員になる為の費用」の3つに分けて考えるとわかりやすいです。
また、食生活アドバイザーには初心者向けの3級と、やや難しい2級があり、1級はありません。
どちらの級も受験資格はないのでどなたでも受けることができます。
上表のように、級ごとに費用が異なる場合があるので覚えておいてくださいね。
それぞれの費用についてご説明しましょう。
受験料
まず受験にかかる費用は必ずかかるものなので、おさえる方法がありません。
3級と2級を受ける場合は、単純に2つの級の受験料を合わせた金額になることも覚えておいてくださいね。
試験勉強にかかる費用
試験にかかる費用は選択肢が多いのでしっかり把握しておきましょう。
それぞれの費用は3級と2級で異なりますのでご注意ください。
3級と2級のダブル受験に向けて試験勉強する場合は、どちらの費用もかかることになりますね。
まず、独学する場合にはテキスト代がかかります。書店やAmazonなどの通販で購入することができます。
複数の出版社から様々なタイプのテキストが販売されていますが、値段は同じくらいです。
さらに、試験勉強に欠かせない過去問も購入することができます。
食生活アドバイザーの過去問は書店などで買うことはできず、FLAネットワーク協会から直接購入することになります。
さらに、試験の3週間前くらいになると全国の会場で実施される合格講座もあるので覚えておいてください。
金額が高めではありますが、受講することでぐんと合格率が上がるという結果が出ています。
食生活アドバイザーの認定通信講座は上表のように3つあり、それぞれ金額が異なります。
受講料は高めですが、わかりやすい教材とサポート体制が充実しているユーキャンが間違いないでしょう。
ユーキャン通信講座の詳しい内容はこちらからご覧いただけますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
会員費
食生活アドバイザーの試験に合格し合格証が届くと、一緒に会員制度に加入するお知らせも送られてきます。
上表のように年会費を支払うことで、取得後も食生活アドバイザーとして情報を得られたりセミナーに参加するなどの特典を得ることができるのです。
この制度への入会は任意なので、必ず加入する必要はありません。
このように、資格取得にかかる費用を確認した上で、おさえられる費用は何か考えていくことが大切です。
それぞれの費用については、こちらの記事「食生活アドバイザーにかかるトータル費用について詳しく解説」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
費用をおさえるポイントを考えよう
それでは、上表の費用の中からおさえられる費用について考えていきましょう。
独学して通信講座の受講費用をおさえる
食生活アドバイザーを目指すためには、独学するかユーキャンなどの認定通信講座を受講するか決める必要があります。
こちらの記事「食生活アドバイザーの取得には独学とユーキャンどちらが良い?」では独学と通信講座のメリットデメリットをご紹介していますのでぜひ参考にしてください。
どちらもメリットがある勉強法ではありますが、費用をおさえることを重視するなら当然独学が良いでしょう。
通信講座の受講費用をおさえることができるので、ぐんと費用を減らすことができますね。
テキストは公式教材を使い他の教材費をおさえる
食生活アドバイザーのテキストは、複数の出版社から出版されており、勉強しやすい本がとても多いです。
こちらの記事「食生活アドバイザーのおすすめテキストをランキング!」では当サイトおすすめのテキストをご紹介していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
ただし、費用をおさえることを重視するなら、FLAネットワーク協会が発行している公式テキストがおすすめです。
他のテキストよりもわかりやすく網羅性があり、問題演習もしっかり収録されています。
他のテキストや問題集を買わなくても1冊で完結できる内容なので、他の教材を買う費用をおさえられるでしょう。
合格講座はおさえてもOK
受講することでぐんと合格率が上がる合格講座ですが、受講料が高く、開催場所も少ないので、交通費がかかる可能性もあります。
実際に勉強を進める中で「自力で勉強するのは無理そう…」という場合は、受講しても良いでしょう。
でも、費用をおさえるためには、とりあえず受けない方向で考えて良いですね。
こちらの記事「食生活アドバイザーの公式テキストや合格講座について」では、合格講座の詳しい情報をお伝えしておりますのでぜひご覧ください。
また、合格講座の情報は、実施日が近くなるとFLAネットワーク協会の公式サイトに掲載されますのでチェックしてみてくださいね。
会員制度は未加入でOK
資格取得後に会員制度に加入することもできますが、年会費を節約するためには未加入でOKでしょう。
どんな会員制度なのか知ってから判断したいという方は、こちらの記事「食生活アドバイザーの会員制度について」をチェックしてくださいね。
過去問は購入がおすすめ
できるだけ費用をおさえるためには過去問の購入もひかえたいところですが、当サイトとしては購入をおすすめします。
食生活アドバイザーの試験は毎回出題傾向が決まっているので、過去問を解いておくことで、得点を伸ばすことができるはずです。
過去問の必要性や活用法はこちらの記事「食生活アドバイザーの過去問の必要性や活用法について」で解説しています。
無料の勉強法を工夫しよう
さらに、無料でできる勉強法もありますのでご紹介したいと思います。
無料アプリを活用する
食生活アドバイザーは人気資格ということもあり、いくつかの無料アプリがあります。
問題を解きながらアウトプット力を鍛えることができるのでとても便利。
無料で利用できるので、試してみて損はないでしょう。
こちらの記事「食生活アドバイザーは無料アプリでも勉強できる?」では、おすすめの無料アプリをご紹介していますので、気になる方はチェックしてくださいね。
自作ノートを活用する
何冊もテキストを購入するよりもおすすめなのが、自作ノートを活用する方法です。
自分で作成すれば無料なので、費用をおさえたい方におすすめです。
「テキストを読む→問題を解く→間違えた部分をノートにまとめる」というノート活用法を繰り返すことで、効率よく覚えることができるでしょう。
この資格は出題範囲が広く、覚えることが多いため、ノートで効率よく暗記していくことが高得点に繋がります。
こちらの記事「食生活アドバイザーのノート活用法」では、ノートを使ったおすすめの勉強法をご紹介してますのでご参考ください。
ここまで、食生活アドバイザーの費用をおさえて取得する方法について解説してきました。
受験料やテキスト代は必要になるので、無料で取得することはできません。
でも、おさえられる費用や無料でできる勉強法を活用する方法はありますので、できるだけ費用をおさえる方法を考えてくださいね。
ただし、費用をおさえて取得する場合には注意点もあります。次の章でご説明していきましょう。
食生活アドバイザーの費用をおさえて取得する場合の注意点
食生活アドバイザーは、通信講座や合格講座を受講しない、年会費を支払わないという費用のおさえ方が可能です。
でも、費用をおさえるために、通信講座や合格講座を受講せずに勉強すると、「時間がかかる」「一発合格できない可能性がある」という難点もありますので、注意が必要です。
2つの注意点と、その改善方法をご説明しましょう。
独学だと時間がかかる
繰り返しお伝えしていますが、食生活アドバイザーの資格は試験範囲が広く、やや難易度が高い資格です。
独学でも勉強することは可能ですが、一人で試験対策をするのは大変ということも覚えておかなければなりません。
通信講座を利用すれば、決められたスケジュールに沿って効率よく勉強することができるでしょう。
的を絞った学習方法を提供してもらえるので時短学習ができるメリットもあります。
ユーキャンの場合は、1日1時間程度の勉強でも4ヶ月で3級と2級の勉強ができる内容になっています。
しかし独学の場合は、なかなか上手く進められずに時間ばかりがかかってしまう…という可能性があります。
一発合格できない可能性がある
通信講座や合格講座を受けると、食生活アドバイザーの受験のプロから合格点を取るためのコツを教えてもらうことができるので、一発合格を狙いやすくなります。
的を絞った勉強法を教えてもらえるので、合格しやすくなるでしょう。
独学の場合は、自分で全ての試験対策をする必要があるため、的を絞った勉強をするのは難しいです。
通信講座の費用を節約して独学したら、何度も試験に落ちて受験料ばかり何度もかかってしまった…となる可能性もあります。
費用をおさえて勉強するためには学習計画が必要!
費用をおさえたことで、合格できなかったら意味がありません。
そこでおすすめしたいのが、学習計画をきっちり立ててから勉強をスタートさせることです。
通信講座や合格講座では的を絞った効率的な学習ができます。
しかし、その費用をおさえるために独学する場合は、どうしても効率よく勉強するのは難しいでしょう。
でも、独学でも計画と目標を立てながら学習すれば、着実に合格を目指すことができます。
食生活アドバイザーの公式テキストは試験範囲に対応した6章構成になっています。
1) ごと「テキスト&問題集」の構成になっているので、1週間で1章ずつ「テキストを読む→問題を読む→間違えたら復習する」を3回繰り返す、などの具体的な計画を立てると良いでしょう。
試験日から逆算して計画を立てて、最後の1ヶ月は過去問で総まとめをするなど、余裕をもったスケジュールを考えるのも大事です。
こちらの記事「食生活アドバイザーは何ヶ月勉強すれば良い?」では、学習期間を何ヶ月と決めて計画的に勉強する方法をご紹介していますので、ぜひご参考ください。
食生活アドバイザーは無料で取得はできないけれど、費用をおさえることが可能
今回は、食生活アドバイザーの費用について考えてきました。
受験料は必ずかかるため、無料で取得することはできませんが、費用をおさえて受験することは可能です。
ただし、大きく費用をおさえるためには、通信講座と合格講座を受けずに独学する必要があるため、学習方法を工夫することが大事です。
ただ闇雲に勉強するのではなく、学習計画を立てて効率よく勉強することが大事。
そうすれば、独学でも十分合格を目指すことができるでしょう。
そうすれば、「受験料+テキスト代+過去問代」に費用をおさえることができるので、ルーズナブルに資格取得が叶うでしょう。