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食生活アドバイザーの級の違いはある?3級と2級の違いを徹底解説!

食生活アドバイザーの級の違いはある?3級と2級の違いを徹底解説!

食生活アドバイザーを目指す時に迷うのが、3級を受けるか、2級を受けるかということですよね。

どうせ受けるなら2級を目指したいけれど、難しすぎてあっさり落ちてしまうのは避けたいところ。

逆に3級を受けたら「意外と簡単だったから2級でも良かったかな」という可能性もあります。

そこで今回は、食生活アドバイザーの2つの級について比較しながら徹底解説したいと思います。

難易度だけでなく、試験概要、出題形式、学習内容、学習方法など様々な角度からご説明していきます。

3級と2級の違いを理解し、どちらの級を目指すべきか納得した上で目標を設定しましょう。

食生活アドバイザーは3級と2級の違いがわかりにくい

食生活アドバイザーは3級と2級の違いがわかりにくい

食生活アドバイザーの資格は3級と2級の2つの級があります。

1級はありません。

3級は易しい、2級は難しいということはイメージできても、詳しい内容がわかりにくいですよね。

食生活アドバイザーの認定機関であるFLAネットワーク協会は3級と2級について以下のように設定しています。

  • 3級は「消費者」の立場から食生活を見直すことを目的としていて、それに応じたレベルが求められる。
  • 2級は「食を提供する立場」から食ビジネスの視点まで要求される実務内容を学ぶことが求められる。

このような説明があるのですが、ちょっとわかりにくいですよね。

何となく3級が簡単そう、2級が難しそうというだけのイメージで勉強を始めると、思っていたのと違う…となってしまうかもしれません。

食生活アドバイザーの3級と2級の違いは様々な角度から比較することが大事

食生活アドバイザーの3級と2級の違いは様々な角度から比較することが大事

食生活アドバイザーの3級と2級の違いはちょっとわかりにくいですよね。

資格の級の違いは「どんな級か」という一言だけでは言い表しにくいので、様々な角度から1つずつ見ていく必要があります。

まずチェックすべきは受験資格です。2級を受けるためには3級を持っていることが条件になる資格もあります。

また、食育資格の中には在宅受験ができる資格もありますが、食生活アドバイザーは試験会場で受験することになります。

そのため、級によって試験日、試験会場、試験時間などが違う場合は知っておく必要がありますね。

出題範囲、出題形式、合格基準、合格率から難易度を把握した上で、自分のレベルに合った級を選ぶことも大事です。

また、学習方法や学習期間についても級の違いを知っておかないと、スムーズに学習を開始できないでしょう。

さらに、受験料や通信講座の受講料など、気になる費用の違いもチェックしておきたいですね。

食生活アドバイザーの3級と2級の違いを徹底比較!

食生活アドバイザーの3級と2級の違いを徹底比較!

食生活アドバイザーの3級と2級の違いは、様々な角度から比較することで、あなたに合った級はどちらなのか見極めることができるでしょう。

ここからは、具体的に2つの級の違いを解説していきたいと思います。

まずは下の表をご覧ください。

3級 2級
受験資格 なし
試験日 7月の第2日曜日、11月の第4日曜日
試験会場 札幌、仙台、さいたま、千葉、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡
試験時間 10:30~12:30 13:30~15:00
受験料(税込) 5,000円 7,500円
出題範囲 栄養と健康、食文化と食習慣、食品学、衛生管理、食マーケット、社会生活
出題形式 マークシート問題50問 マークシート問題 42問+記述問題13問
合格基準 選択問題1問2点、60点以上合格(100点満点) 選択問題1問2点・記述問題1問3点、74点以上合格(123点満点)
合格率 約65% 約40%
学習方法 独学or通信講座
学習期間目安 約3ヶ月 約4ヶ月
認定講座 ・ユーキャン
・学校法人産業能率大学総合研究所
・JMAM通信講座
受講料(税込) ・ユーキャン:2・3級39,000円
・学校法人産業能率大学総合研究所:2・3級17,600円、3級15,400円
・JMAM通信講座:3級15,950円、2級16,500円

このように共通する項目もありますが、違う項目もたくさんありますので、しっかり解説していきたいと思います。

受験資格

まずは受験資格から確認していきましょう。

食生活アドバイザーは受験資格が一切ありません。

どなたでも受験することができるので、いきなり2級から受けてもOKです。

試験日、試験会場、試験時間

次に、主な試験概要を見ていきましょう。

この資格は在宅受験できるような食育資格とは違い、国家試験のように会場で試験を受けることになるので試験日、試験会場、試験時間は要チェックです。

上表にあるように、試験日と試験会場は同じです。ただし試験時間が3級は午前、2級は午後に行われるところが違います。

試験会場が近い方は良いですが、遠い方は、3級の時間に間に合うのか確認しておく必要がありますね。

試験時間の15分前には着席することになっていますので注意してください。

実は食生活アドバイザーは3級と2級を同時に受ける「ダブル受験」が可能です。

午前に3級を受け、そのまま午後に2級を受けるという方法もあるので覚えておいてください。

遠方から新幹線などの交通費をかけて試験会場へ行く場合は「交通費が高いから一度に2つの級を受けてしまおう」という選択肢もありますね。

受講料

次に気になる受講料を見てみましょう。

上表にあるように2級のほうが高くなります。ダブル受験する場合は単純に3級の受講料+2級の受講料になるので、割安になることはありません。

2級の受講料はぐんと高くなるので、気軽に受けて落ちてしまった場合、また受けるのはちょっともったいないかもしれません。

出題範囲、出題形式、合格基準、合格率

どちらの級を受けるべきか考える上で最も重要なことが難易度についてですよね。

自分に合った難易度の級を受けないと「難かしすぎた」「簡単すぎた」と失敗してしまうかもしれません。

難易度を知るためには、出題範囲、出題形式、合格基準、合格率を見るのが効果的です。

まず、食生活アドバイザーは3級も2級も出題範囲は同じです。

詳しい学習内容は下の章で改めてご説明させていただきますが、3級は基礎問題、2級は応用問題になっていることを覚えておいてください。

さらに出題形式を見ると、3級はマークシート問題だけですが、2級は記述問題も加わるので難しくなりますね。

また、3級は5つの選択肢から選ぶマークシート問題ですが、2級は「該当なし」が加わり6つの選択肢から選ぶことになります。

この「該当なし」が加わることで消去法で答えにくくなるため難易度がぐんと高くなりなります。

2級の場合は何となく理解しているだけでは不十分ですね。

合格基準はどちらも6割程度取れれば合格となりますが、合格率は2級のほうがかなり低くなっています。

半分以上の受験生が落ちてしまうと考えると、本気で勉強する必要がありますね。

3級と2級の難易度については、こちらの記事「食生活アドバイザーの3級と2級の難易度を検証!」でさらに詳しくお話していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

学習方法、学習期間目安

次に比較するのは学習方法と学習期間についてです。

食育資格の中には、下の級は通信講座で勉強できても、上の級はスクールに通う必要があるケースもありますので、しっかりチェックしておきましょう。

食生活アドバイザーの学習方法は3級も2級も同じです。

この資格は受験資格がないので、書店でテキストを購入して独学して受験することもできます。

食生活アドバイザーの認定機関であるFLAネットワーク協会が出版している独学用の公式テキストもあります。

また、認定通信講座もありますので、独学に不安がある方は、通信講座を利用して勉強することも可能です。

学習期間は個人差があるので目安になってしまいますが、3級は3ヶ月、2級の場合は3級の勉強で基礎固めをしてから2級の勉強をする必要があるため4ヶ月が標準的となっています。

3級2級の詳しい学習方法は、こちらの2つの記事「食生活アドバイザー3級を独学で取得する方法」「食生活アドバイザー2級を独学で取得するための勉強法」で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

認定講座、受講料

食生活アドバイザーの通信講座は、上表にあるように3つの認定講座があります。

1つの指定された認定講座を受けることが必須の食育資格も多いため、選択肢があるのは嬉しいですね。

受講料は、ユーキャンだけが3級と2級同じですが、学校法人産業能率大学総合研究所とJMAM通信講座は、3級がやや安い受講料に設定されています。

FLAネットワーク協会の公式サイトからこの3つの通信講座の詳細を見ることができるのですが、当サイトがおすすめするのはユーキャンです。

初学者でもわかりやすい充実教材、質問サービスが添削指導などの手厚い学習サポートなどユーキャンならではの魅力が詰まった通信講座となっています。

白石麻衣さんや仲里依紗さんなど人気芸能人もユーキャンで食生活アドバイザーの資格を取っていましたよね。

ユーキャンの食生活アドバイザー講座についてはこちらからご覧いただけますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
➡ユーキャン

学習内容

ここまで、3級と2級の違いを様々な角度から見てきました

ここからは、その中でも特にチェックしておきたい学習内容についてさらに詳しくお伝えしたいと思います。

科目 3級 2級
①栄養と健康 健康に大切な3本柱「栄養・運動・休養」の視点から、健康について広い視野で捉える方法を学ぶ 基礎知識を踏まえて、トータル的に健康アドバイスをする方法や、現代人の「健康」の意味を学ぶ
②食文化と食生活 食習慣やマナー、テーブルコーディネーションなどを学び、食事を美味しく、楽しいものにするための基礎知識を学ぶ 行事食などの食文化や、食習慣や食事マナー、テーブルコーディネーション、食配膳ルールなど、より専門的な内容学ぶ
③食品学 スーパーやコンビニでの利用術を学び、実生活で賢く買い物すること、安心安全な食材を選ぶ方法を学ぶ 食品の期限表示、食品表示チェック、食品の分類と概要など。環境問題と安全性、残留農薬、遺伝子組み換え食品、有機食品、食品添加物について学ぶ
④衛生管理 食中毒予防対策、衛生管理など、家庭で活かせる衛生管理につい学ぶ 食中毒予防のための衛生管理、ゴミ処理問題、リサイクル問題などの環境問題に関して、食のプロ目線での衛生管理を学ぶ
⑤食マーケット 消費者として知っておきたい小売の形態、流通、物流について学ぶ 「ミールソリューション」「ホームミールリプレースメント」という食業界の実態、食品販売、メニューメーキングなど、食サービスに役立つ知識を学ぶ
⑥社会生活 社会の仕組みを知り、日常生活で活かすための知恵を学ぶ 「ヒト・モノ・カネ・情報」を通して、経済と消費の仕組み、消費者問題、環境問題、IT社会における消費生活まで学ぶ

このように、3級も2級も同じ6つの科目を勉強することになります。

しかし、3級は基礎的な内容で主婦向けの内容です。家庭での食生活を改善したい、子供や家族のために食育資格を取りたいという方は3級が良いでしょう。

一方2級は、6科目の基礎知識を備えた上で、食ビジネスの場でも使えるようなプロ目線の内容を勉強することになります。

試験では応用的な問題、ひっかけ問題も含まれるので、試験範囲を網羅的に勉強する必要がありますね。

食生活アドバイザーの3級、2級はどんな人におすすめ?

食生活アドバイザーの3級、2級はどんな人におすすめ?

ここまで食生活アドバイザー3級、2級の違いについて、様々な角度から比較してきました。

この結果を踏まえて、3級が向いている人、2級が向いている人についてまとめたいと思います。

3級が向いている人 2級が向いている人 3級と2級のダブル受験が向いている人
・食知識の基礎を身につけたい
・家庭で活かせる知識を身につけたい
・易しい試験からチャレンジしたい
・短期間で試験勉強をしたい
・受験料をおさえたい
・食知識の基礎~応用を身につけたい
・食ビジネスで活かせる知識を学びたい
・難易度の高い試験にチャレンジしたい
・じっくり時間をかけて勉強したい
・3級の学習内容に物足りなさを感じる
・食知識の基礎~応用を身につけたい
・幅広い場で活かせる知識を身につけたい
・難易度の高い試験にチャレンジしたい
・一回でまとめて取得したい
・3級をすべり止めにしたい

それぞれの級が向いている方は、このような方でしょう。

あなたに合った級はどれなのか検討材料にしてくださいね。

はじめての方は3級から勉強するのがおすすめ

最後に一つ注意点をお伝えしておきたいと思います。

食生活アドバイザーに初めて挑戦する方でも、いきなり2級から受験することが可能です。

しかし、当サイトは3級から勉強することをおすすめします。

認定機関のFLAネットワーク協会も3級からの受験を推奨しています。

いきなり2級を受けても良いのですが、3級の勉強はしておきましょう。

2級のテキストは3級で基礎知識を学んだことを前提に書かれています。

3級の内容をパッと見ただけで2級に進んでしまうと、結局わからないことが多くスムーズに勉強できないかもしれません。

いきなり2級を受ける場合も、3級と2級のダブル受験をする場合も、3級でしっかり基礎固めをすることが大切です。

食生活アドバイザーの3級と2級には様々な違いがあるのであなたに合った級を選びましょう

今回は食生活アドバイザーの3級と2級の違いについて解説してきました。

この資格は受験資格がないので、どちらの級でも受験することができます。ダブル受験することも可能なので、どの級を受けるべきか悩んでしまいますよね。

違いがわかりにくい2つの級ですが、様々な角度から比較すると違いが明確になるでしょう。

その詳細を確認した上で、あなたに合った級を選ぶことが大切です。

目標設定が曖昧だと勉強に熱が入らないですよね。しっかり目標の級を決めてから、勉強をスタートさせてくださいね。