通信講座を受講するだけで取得できる食育資格もありますが、食生活アドバイザーは年に2回開催される試験を受ける必要があるので難易度が高い資格と言えます。
取得するために万全の対策をして臨もうという方が多いでしょう。
そこで気になるのが「過去問」ですよね。
管理栄養士などの国家資格を目指す場合には、ほとんどの方が過去問で試験対策をするでしょう。
食生活アドバイザーは国家資格ではありませんが、過去問対策は必要なのでしょうか。
今回は「アプリやネットに過去問ってある?」「食生活アドバイザーの過去問って必要?」「どうやって活用すればいい?」など、過去問に関わる疑問について解説していきたいと思います。
過去問の入手方法から、メリットや活用方法など具体的にお伝えしていきましょう。
食生活アドバイザーの過去問について知りたい!
食生活アドバイザーを独学で勉強するためには良い教材を揃えることが重要です。
でも、テキストや問題集は準備できても「過去問」がわかりにくいですよね。
国家試験を受ける場合は決まった過去問がありますが、民間資格である食生活アドバイザーはどうなのでしょうか。
過去問はアプリやネットで見れる?そもそも過去問は必要?どうやって活用すべき?など、知りたいけどわからないことが多いでしょう。
まずは、過去問にかかわる問題から考えてみましょう。
食生活アドバイザーの過去問はアプリやネットで見れる?入手方法がわからない
過去問の入手方法がわからないから、過去問を解きたいけど解けないという方もいるでしょう。
栄養士などの国家資格の過去問なら書店で売られているので簡単に入手できますが、食生活アドバイザーの過去問は書店にはありません。
また、「わざわざ買わなくてもアプリやネットで見れそう」と思う方も多いでしょう。
スマホやパソコンで無料で見れる方法があるなら、わざわざ購入するのはもったいないですよね。
食生活アドバイザーの過去問って必要?メリットがわからない
そもそも、食生活アドバイザーの過去問が必要かという問題もあります。
この資格のテキストには模擬問題集がついているタイプがほとんどです。
問題の数が多いテキストもあるので「わざわざ過去問を解かなくても、こんなに問題を解いておけば大丈夫そう」と思うかもしれませんね。
食生活アドバイザーの試験範囲は暗記すべきことが多いので、そもそも問題を解かなくてもテキストをしっかり読み込んでおけば大丈夫と思う方もいるでしょう。
わざわざ過去問を解くメリットがわからないと「使わなくてもいいかな…」と思ってしまいますよね。
食生活アドバイザーの過去問はただ解くだけでいい?活用方法がわからない
食生活アドバイザーの過去問ってどうやって活用すれば良いかわからない…という方もいるでしょう。
テキストや問題集は、内容に沿って勉強していけば良いので迷うことはありませんが、過去問はどうやって使えば良いのでしょうか。
「テキストで勉強してから過去問と解く?」「過去問を解いてからテキストで学習する?」「過去問は1回解けば大丈夫?」など使い方がわからないと、試験対策に活かすことができません。
このように、食生活アドバイザーの過去問の入手方法、必要性、活用方法がわかりにくいですよね。
でも、過去問を使わずに受験して「やっぱり過去問を利用すれば良かった…」と後悔するのは避けたいもの。
次の章では、この問題を解消して、過去問を試験対策に役立てていく方法をご紹介いたいと思います。
食生活アドバイザーの過去問はネットやアプリ、書店では買えない!正しい入手方法を解説
(画像出典:一般社団法人FLAネットワーク協会 食生活アドバイザー)
まずは、食生活アドバイザーの過去問の入手方法から解説していきましょう。
アプリやネットで無料で見れる?と思う方は多いと思いますが、食生活アドバイザーの過去問はアプリやネットで見ることはできません。
「食生活アドバイザー アプリ」と検索すると、食生活アドバイザーの問題が解けるアプリは出てきます。
すきま時間にサクサク問題を解いて実践力を鍛えるために効果的なアプリも多いのですが、このようなアプリの問題は過去問ではありません。
過去問と合わせて使いたい食生活アドバイザーのアプリはこちらの記事「食生活アドバイザーの問題を解けるおすすめアプリは?」の記事で詳しくご紹介したいと思いますので、ぜひご覧ください。
それでは、食生活アドバイザーの過去問はどこで入手できるのでしょうか。
実はこの資格の認定機関である一般社団法人FLAネットワーク協会が唯一の購入先となっています。
詳しい購入方法を解説していきましょう。
食生活アドバイザーの過去問は一般社団法人FLAネットワーク協会から購入する
食生活アドバイザーの過去問は書店やAmazonなどのネットショップでも売られていません。
一般的な国家資格などの過去問とは違うので注意してくださいね。
入手する方法は一つだけ。食生活アドバイザーの認定機関である一般社団法人FLAネットワーク協会から直接購入する方法です。
Amazonなどで教材を買う場合とはちょととシステムが違いますのでご注意ください。
ポイントは「申込時期が決まっている」「郵便局へ行く必要がある」「届くまで時間がかかる」です。
具体的な購入方法と注意点をご説明しますね。
申込期間内に購入する
食生活アドバイザーの過去問はいつでも購入できるわけではありません。申し込み時期が決まっています。
この資格の試験は年に2回だけ実施されるため、過去問もそれに合わせて作られているからです。
一般社団法人FLAネットワーク協会の公式サイトの「科目別過去問題集 申し込み方法」から、申込期間を確認した上で期間内に購入しましょう。
例えば、第40回(2018年11月)~第43回(2020年7月)の過去問が購入できるのは2021年8月17日~12月17日の期間内となっています。
郵便局へ行き代金を支払う
過去問を購入するためには、郵便局もしくはゆうちょ銀行へ行き代金を支払う必要があります。
お近くの郵便局、ゆうちょ銀行へ行き、「払込取扱票」に必要事項を記入します。
一般社団法人FLAネットワーク協会の公式サイトの「科目別過去問題集 申し込み方法」から、口座番号、加入者名、通信欄への書き方を確認しておきましょう。
通信欄には、過去問題集の冊数と送金額などを記入します。
過去問の金額は以下になります。この他に支払い手数料がかかりますのでご注意ください。
過去問題集の値段
- 3級 2,200円(送料込・税込)
- 2級 3,300円(送料込・税込)
1週間~10日で過去問が届く
入金確認後、1週間~10日で過去問が届きます。ただし、連休が間に入る場合は若干送れる場合もあります。
Amazonなどで書籍を買うことが多い方は、1~2日で届くのが当たり前に感じているかもしれませんが、この過去問は少し時間がかかることを覚えておいてくださいね。
2週間経っても届かない場合は問い合わせてみると良いでしょう。
このように、期間内に郵便局に行って申し込みが必要であること、届くまで少し時間がかかることを覚えておいてくださいね。
「勉強したいのになかなか過去問が届かない…」と焦ることがないように、余裕を持って申し込んでおくと良いですね。
また、願書請求をすると、必要書類と一緒に過去問の申込書(支払取扱票)が同封されてくるのですが、これも必ず郵便局へ行き代金を支払う必要があるので注意してください。
「ネットや書店で買えないのは面倒…」と思うかもしれませんが、食生活アドバイザーの過去問はこれが唯一の入手方法になるので、よく覚えておいてくださいね。
食生活アドバイザーの過去問は利点が多い!利用する5つのメリット
食生活アドバイザーの過去問入手方法をお伝えしてきました。
購入方法が面倒だから買わなくてもいいかな…と思う方もいるかもしれません。
そもそも、上の章でご説明したように、食生活アドバイザーの過去問の必要性がわからないと「わざわざ入手しなくてもいいかな」と思いますよね。
しかし、この認定機関の過去問を使うことで、得られるメリットは非常に多いです。
過去問を使う5つのメリットを詳しくお伝えしていきますね。
出題傾向がわかる
過去問を使うことで出題傾向がわかるというメリットがあります。
この過去問には過去4回分も試験問題が収録されているので、どんな問題が出やすいのか傾向を知ることができます。
模擬問題集だけを解いていると、実際の試験を受けた時に「模擬問題が全然出題されなかった…」ということが多々あります。
模擬問題はあくまでも出版社が予想して作る問題なので、当然予想が外れることがあります。
過去問のほうが実際の頻出度を把握することができるので、より効果的な試験対策ができるでしょう。
科目ごとに分かれているのでテキストと連動できる
この過去問は科目ごとにまとめられているので、テキストと連動して使うことができます。
「科目別過去問題集」となっていて、1回ごとの試験内容がただ掲載されているのではなく、科目ごとにまとめて構成されているんです。
そしてその科目は、テキストと連動した内容となっています。
例えば過去問の「栄養と健康」は、テキストの「栄養と健康に関する知識」に対応しています。
テキストと過去問を照らし合わせながら勉強できるので効率よく進めることができますね。
苦手な分野が克服できる
過去問を使うと、もし苦手な分野があれば重点的に学習して克服することができるメリットがあります。
テキストだけで勉強していると、苦手な分野があっても何となく覚えたつもりになってしまうもの。
また、模擬問題だけをやっていると「模擬問題にはなかった苦手分野から出題されてしまった…」という可能性もあります。
過去問なら全ての範囲を網羅しているので弱点克服に効果的ですね。
解説がわかりやすい
この過去問には解答だけでなく、わかりやすい「解説」もついているというメリットがあります。
ほぼ全ての問題に解説がついているので「この内容はテキストのどこに書いてあるかな…」と探す必要がありません。
食生活アドバイザーの認定機関による解説なので、とても丁寧でわかりやすく、間違えた問題もバッチリ頭に入れることができるでしょう。
問題に慣れることができる
実際に出題された過去問を解くことで、本番に向けて問題に慣れることができるというメリットもあります。
過去問を全く解かずに試験に臨むと「こんなに難しい問題も出るの?」「思ったより時間が足りない!」など焦ってしまうことがあります。
実際の問題の難易度や時間配分を把握しておくためには、過去問を解いておくことが一番の方法でしょう。
ここまで、食生活アドバイザーの過去問を使うメリットをご説明してきました。
まとめると以下になります。
- 出題傾向がわかる
- 科目ごとに分かれているのでテキストと連動できる
- 苦手な分野が克服できる
- 解説がわかりやすい
- 問題に慣れることができる
食生活アドバイザーの過去問はネットやアプリ、書店で買うこともできません。郵便局に行って申し込む方法しかないのでちょっと面倒ですよね。
でも、このようなメリットがあるので、合格に向けて万全の対策をするためには必須アイテムと言えるでしょう。
でも「せっかく過去問を入手したけど、使い方がわからない…」という方もいるかもしれません。
次の章では、過去問のおすすめ活用法をご紹介したいと思います。
食生活アドバイザーの過去問の活用方法!4つのポイントをおさえよう
食生活アドバイザーの過去問はちょっと入手方法が面倒ですが、合格のためのメリットが多いです。
でも、せっかく入手しても「1回解いて終わり」では効果的な勉強になりません。
過去問を有効活用するためには、以下のような勉強法がおすすめです。
「本番と同じ気持ちで解く」「しっかり解説を読む」「弱点を把握する」「公式テキストと一緒に使う」ことが、合格への近道になるでしょう。
本番と同じ気持ちで解く
過去問を解く時は、本番と同じ気持ちで解くことが大事です。
この過去問集は、科目別になっているので、実際の試験で出題される構成とは違いますが、1つ1つの問題は実際のテストで出題された問題です。
本番の試験のような気持ちで、「焦らず解けるか」「集中して解けるか」を確認しながら解いていきましょう。
しっかり解説を読む
過去問は解いて終わりではありません。
間違えた問題の解説をしっかり読んで、正しい知識を定着させることが最も大切です。
過去問についている解説はとてもわかりやすく丁寧なので、初心者の方でもきちんと読めば理解できるでしょう。
弱点を把握する
過去問を解く目的は、慣れることだけでなく弱点を克服するためです。
そのためには、間違った問題を集めて「苦手な分野」を把握しておくことが大切です。
ノートを一冊用意して、間違えた問題を書き出しておくと良いでしょう。
自分の弱点が明確にしてつぶしていけば、試験範囲をしっかり網羅することができますね。
公式テキストと一緒に使う
この過去問の特徴は、科目別にまとめてあり、その科目が公式テキストと連動していることです。
過去問をより効果的に活用するためには、公式テキストと一緒に使うと良いでしょう。
こちらの記事「食生活アドバイザーのおすすめテキストをご紹介!」では、食生活アドバイザーにおすすめのテキストをランキング形式でご紹介しているのですが、第一位はやはり公式テキストとなっています。
テキストの内容が気になる方は、ぜひ合わせてご覧ください。
このような方法で過去問を使って勉強することで、より効果的な試験対策ができるでしょう。
せっかく過去問を入手するなら、効率よく合格を目指せるように活用してくださいね。
もっと詳しい過去問勉強法は、こちらの記事「食生活アドバイザーの賢い過去問勉強法とは⁉」で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
食生活アドバイザーの過去問が入手できるのはアプリやネットではなく認定機関のみ。効率よく試験対策できるのでおすすめ
今回は、食生活アドバイザーの過去問について解説してきました。
「どこで買える?」「そもそも必要?」「どうやって使う?」と疑問をお持ちの方に向けて、入手方法、使うメリット、活用方法をお伝えしてきました。
食生活アドバイザーの過去問はアプリやネットで見ることはできず、認定機関から直接購入することが唯一の入手方法になります。
少し面倒な購入方法ではありますが、効率よく学習できるメリットが多いので、万全の試験対策をしたい方はぜひ活用することをおすすめします。
購入期間が設けられていますので、買える時期を確認しておくと安心ですね。