食生活アドバイザーはユーキャンのCMで一躍有名になった資格ですが、実際にどれくらいの人が受けているのでしょうか。
有名な資格でも受験者数が少ない場合もありますよね。
あまり受験者数が少ない場合は、その資格にそれほど影響力がないかもしれません。
実際どれくらいの人が受けているのか知りたいですよね。
また、その中からどれくらいの人が合格しているのかという合格率も気になりますよね。
合格率がわかれば、どれくらいチャンスがあるのか知ることができるでしょう。
今回の記事では、食生活アドバイザーの受験者数についての情報、さらに合格率から合格率を上げる方法までご説明したいと思います。
受験者数に関しては公式に発表されているデータがないので参考程度の数になりますが、合格率は公表されている情報なので信頼できるでしょう。
これがわかれば、あなたにとって魅力のある資格なのか、受かる見込みがある資格なのか知ることができるでしょう。
食生活アドバイザーの受験者数や合格者数が知りたい
食生活アドバイザーは、食育資格の中でも比較的メジャーな資格として知られています。
この資格の認定講座であるユーキャンのCMで一気に知名度が上がりましたよね。
でも、本当の人気度を知るためには、実際の受験者数を知りたいもの。
テレビでよく見ることがあっても、実際はほんの少しの人数しか受けていなかった…という資格なら、あまり受けても意味がないかもしれません。
受験者数が多ければ多いほど、食生活アドバイザーが増えるので、知名度だけでなく価値が上がっていくでしょう。
テレビCMはブームが去ってしまえば忘れられてしまいますが、実際に食生活アドバイザーが多ければ、どんどん知名度と信頼度は上がっていきますよね。
就職の面接で役立てられたり、職場で求められる資格になるかもしれません。
しかしながら、食生活アドバイザーの受験者数や合格者数はわかりにくいです。
ユーキャンも、多くの芸能人が取得したという情報は伝えていますが、受験者数などの人数は公表していません。
受験者数から本当の人気の高さがわからないと、受けるかどうか判断ができないでしょう。
食生活アドバイザーの受験者数をリサーチ!増加傾向にある理由はユーキャン効果⁉
まずは、食生活アドバイザーの受験者数から見ていきたいと思います。
しかしながら、食生活アドバイザーを主催するFLAネットワーク協会は、受験者数を公表していないため、正式な数字はわかりません。
当サイトが独自にリサーチした受験者数の情報によると、年間で3級は12,000~13,000人程度、2級は6,000~7,000人程度という大まかな人数がわかりました。
この資格は3級と2級があり、1級はありません。
検定試験は年に2回行われているので、3級は1回では約6,000人、2級では約3,000人という感じですね。
ただし、明確な人数ではありませんので、あくまでも参考程度に見ていただければと思います。
また、この資格は3級と2級のダブル受験が可能なので、実際に受けた人数は各級のトータル数より少ないことが予想されます。
食生活アドバイザーの受験者数は少なくない
年間12,000人、6,000人と言われても多いのか少ないのかピンとこないかもしれませんね。
食生活アドバイザーのような民間資格は受験者数が公表されていない傾向にあるため、国家資格の管理栄養士を例にしたいと思います。
2021年度の管理栄養士の受験者数は16,019人と公表されています。
ダブル受験をしている人数を考慮しても、食生活アドバイザーの受験者数は、管理栄養士と同レベルであることがわかりますね。
もちろんもっと多くの受験者数を誇る資格もありますが、食生活アドバイザーの受験者数は極端に少ないという心配はないでしょう。
1999年に開設されてから受験者数は増えている
食生活アドバイザーの正確な合格者数はわかりませんでしたが、増加傾向にあることは確かでしょう。
この資格は1999年に開設されていますが、受験者数が増加傾向になったのはユーキャンのCMが放送された頃からという情報があります。
通信講座大手のユーキャンには、様々な芸能人が人気資格に挑戦する「チャレンジユーキャン」シリーズがあります。
食生活アドバイザーを受けた芸能人は、2015年にローラさん、2018年に佐々木希さん、2020年に仲里依紗さん、2021年白石麻衣さんと、かなり豪華な方々です。
このCMを見て食生活アドバイザーを勉強しようと決めた方は多いでしょう。
また、ユーキャンは2021年上半期の人気講座ランキングを発表しているのですが、1位が医療事務、2位が調剤薬局事務、そして3位が食生活アドバイザーとなっています。
かなり人気の高い資格であること、今大注目の資格であることは間違いありませんね。
ここまで、食生活アドバイザーの合格者数について解説していきました。
残念ながら、認定機関が公表している正しい合格者数を知ることはできませんでした。
しかし、大まかな人数を見ると、受験者数が少ないマイナー資格ではないことはわかりました。
さらに、ユーキャンのCM効果もあり、受験者が増えている傾向にあるため、今後も信頼できる人気資格として定着していくことが予想されます。
資格は一度取得すれば一生ついてくるものですので、今のうちに取っておくと、今後さらに有名な資格になった時に役立つかもしれませんね。
食生活アドバイザーの合格者数は⁉合格率は3級は65%、2級は40%
ここまで食生活アドバイザーの受験者数についてご説明してきました。
ある程度の受験者数がいること、受験者数が増加傾向にある人気資格であることがわかりました。
「名前は有名だけど実際に受けている人はほとんどいない…」という資格ではありませんので、安心して目指すことができるでしょう。
しかし、受験者数が多い人気資格であることがわかっても、問題は合格できるかということですよね。
ここからは、気になる合格者数を見ていきたいと思います。
この資格の認定期間であるFLAネットワーク協会は、受験者数と合格者数は公表していませんが、合格率は公表しています。
2021年9月時点で発表されている合格率は、3級65%、2級40%です。
先ほどの受験者数に当てはめてみると、年間で3級は約7,800人、2級は約2,400人の方が合格していることになりますね。
検定試験は年に2回行われているので、その都度若干変動はありますが、目安にすることはできるでしょう。
3級は管理栄養士と同レベル
先ほどご紹介した管理栄養士の合格率は64.2%なので、3級は同レベルの合格率になります。
食生活アドバイザー3級は、2級に比べると初心者向け、主婦向けの内容なので「ちょっと勉強すれば受かるかな」と思う方は多いでしょう。
でも、国家資格と変わらない合格率ということで、やや難しさを感じますね。
食育知識がない方が、「とりあえず受けてみよう」という気持ちで合格するのは難しいでしょう。
2級は半分以上の受験者が不合格
さらに、2級の合格率はぐんと低くなり、半分以上の受験者が不合格ということで難易度が高い級であることが伺えます。
主婦向けの3級とは違い、2級は消費者目線ではなく、食を提供する側の目線から食全般的な知識を学ぶことになります。
食ビジネスに関わる知識を多く習得しなければ高得点を狙えないので、難しい級と言えるでしょう。
ここまで、食生活アドバイザーが公表している合格率から合格者数を予想してきました。
初心者向けの3級でも65%、2級は40%の合格率ということで「合格するのはちょっと厳しいかも…」と感じる方は多いはずです。
こちらの記事「食生活アドバイザーの各級の難易度を検証」では、出題範囲などから難易度を詳しく検証していますので、気になる方はご覧ください。
しかし、実際には合格率の低さほど難易度は高くないとも言えます。
食生活アドバイザーは受験資格がなく誰でも受けられる資格なので、あまり勉強をせずに受けている方も多いことが予想されます。
他の食育資格は、決められた通信講座やスクールで勉強しないと受験する資格がないケースが多いです。
食生活アドバイザーはそのような条件はありません。
ユーキャンなどの通信講座で勉強することもできますが、書店でテキストを買って独学して受験する方も多いのです。
「通信講座やスクールはお金がかかるけど、独学OKならとりあえず受けてみよう」という方が多いために、合格率がやや低めに出ていることが推測されます。
しかるべき方法で勉強して受験すれば、合格するチャンスは大いにあるでしょう。
次の章では合格率を上げるための2つの方法をご紹介したいと思います。
食生活アドバイザーの合格率を上げる2つの方法!「合格講座」と「ユーキャン」
食生活アドバイザーは受験者数が多い人気資格であること、しかし合格率はあまり高くないことをご説明してきました。
でも、しかるべき方法で万全の試験対策をすれば合格率はぐんとが上がります。
そのしかるべき方法とは、食生活アドバイザー認定機関が開講している「食生活アドバイザー合格講座」と、認定講座である「ユーキャン食生活アドバイザー講座」です。
詳しくご説明していきましょう。
合格率8割の実証済み!「食生活アドバイザー合格講座」
食生活アドバイザーの認定機関であるFLAネットワーク協会は、直前対策として合格講座を開講しています。
受講概要をまとめましたのでご覧ください。
実施会場 | 東京、福岡、仙台、大阪、名古屋 |
日程 | 試験日の3週間前から開講 ※1日で完結 |
時間 | 午前:10:20~12:50、お昼休み12:50~13:40、午後13:40~16:10 |
科目 | 午前、午後それぞれ3科目ずつ |
カリキュラム | 3級:①ウェルネス上手になろい、②もてなし上手になろう、③買い物上手になろう、④段取り上手になろう、⑤生き方上手になろう、⑥やりくり上手になろう 2級:①栄養と健康、②食文化と食生活、③食品学、④衛生管理、⑤食マーケット、⑥社会生活 |
申し込み方法 | 専用振込用紙に必要事項を記入し、郵便局かゆうちょ銀行から受講料を振り込む |
受講用(税込) | 3級:12,000円、2級:18,000円 |
指定教材 | 公式テキスト&問題集 |
配布教材 | 合格講座用模擬問題集 |
食生活アドバイザーの試験は年に2回、7月と11月に実施されていますが、その3週間前から全国5箇所で開講されています。
スクールに通学するような講座ではなく、1日だけで完結する集中講座です。
各会場で何日か開講されているのですが、いずれも1日で完結する内容なので、都合の良い日を選んで参加することになります。
詳しい日程は、協会の公式サイトから最新情報をチェックしてくださいね。
配布される模擬問題集を使い授業が進められるのですが、苦手な分野をあぶり出して直前対策をしたり、正解を導くためのコツや出題パターンなどを教えたもらえるので解く力が鍛えられます。
講師から直接指導を受けることで、効率よく直前対策ができるのです。
この講座を受けることで、実際に合格率がぐんと上がることが実証されています。
以下は第43回(2020年11月)の検定試験の合格率になります。
級 | 合格率 | |
---|---|---|
一般の受験者 | 合格講座を受けた受験者 | |
3級 | 56.58% | 80.59% |
2級 | 20.37% | 80.59% |
合格講座を受けることで、ぐんと合格率が上がることが実証されていますね。
費用がかかる、会場が限られているという難点はありますが、この合格率の高さは魅力的です。
「食生活アドバイザーは合格率が低いから自信がない…」という方は、検討してみてはいかがでしょうか。
サポート体制が合格率を上げる!「ユーキャン食生活アドバイザー講座」
次にご紹介するのは、ユーキャンの通信講座です。
上の章でもご紹介したように、食生活アドバイザーはユーキャンの人気通信講座の第3位ということで、多くの方が利用していることがわかります。
まずは、講座の概要をご覧ください。
受講料 | 39,000円(2級3級対応) |
教材 | メインテキスト2冊、実践問題集2冊、ポイントBOOK(赤シート付き)、実践レシピ集、ガイドブック ※デジタル教材あり |
学習サポート | 質問サービス(1日3問まで)、添削指導(3回) |
課題 | 課題提出3回 |
学習場所 | 自宅&外出中もOK |
学習期間 | 4ヵ月(12ヵ月までOK) |
このように受講料がかかるというデメリットはありますが、それ以上にメリットが多いです。
まず、教材の充実さ。ユーキャンは「初学者でもわかりやすい」ことににこだわり教材を作っているので、とにかくわかりやすくて勉強しやすいのが特徴です。
食生活アドバイザーは試験範囲が広く、専門的な内容も多いのでわかりにくい教材だと集中力が切れてしまうでしょう。
ユーキャンのテキストは読みやすく、さらに効率よく学べるような工夫があるので、サクサク勉強できるでしょう。
また、デジタル教材としてスマホやタブレットで見れる内容も多いので、すきま時間の学習に最適ですね。
さらに魅力は学習サポートが充実していること。
上表の太字にしてあるように、質問サービスや添削指導があるので、迷いなく学習できるメリットがあるのです。
独学で迷いながら進めるよりも、効率よく学習できるので、高得点が取りやすくなるでしょう。
ユーキャンで食生活アドバイザーの学習をするメリットやデメリット、独学との比較などは、こちらの記事「食生活アドバイザーはユーキャンがおすすめ⁉独学との比較を解説」で詳しくお伝えしておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ここまで、食生活アドバイザーの「合格講座」「ユーキャンの通信講座」をご紹介してきました。
「食生活アドバイザーは合格率が低いから合格できるか不安…」という方は、このような学習法も検討してみてはいかがでしょうか。
「合格講座」は協会の公式サイトからチェックすることができます。
ユーキャンの詳しい内容はこちらからご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
食生活アドバイザーの受験者数は増加傾向。受験率は高くないので学習方法は工夫が必要
今回は食生活アドバイザーの受験者数、合格者数について考えてきました。
残念ながら、受験者数は公表されていませんので目安にはなりますが、決して少ない数ではないでしょう。
毎年多くの方が受験する人気資格であると言えます。
マイナーな資格だから受けても意味がない…という心配はありませんね。
また、ユーキャンのCM効果もあり受験者が増加傾向でもあるので、定番の食育資格としてより知名度が上がるかもしれません。
しかし、合格率はあまり高くなく、難易度が高い資格であることもわかりました。
「とりあえず受けてみよう」というレベルで合格するのは難しいかもしれません。
認定機関が実施する「合格講座」受ける、認定講座である「ユーキャンの通信講座」を受けるなど、学習方法を工夫する必要があるでしょう。
勉強する時間や、受験料を無駄にしないように、効率よく勉強できる方法を検討してくださいね。