食生活アドバイザーを目指す理由として、「料理上手になりたいから」という方は多いでしょう。
この資格は、食生活全般的な知識を身につけ、心身ともにすこやかな毎日を送れるような提案ができることを証明する資格です。
食に関わる様々な知識を習得する必要がある資格なのですが、その知識を毎日の料理に活かせるというメリットがあります。
ただ美味しい料理が作れるようになるわけではありません。
健康や美容のための料理、食中毒予防、食材選び、行事食、盛り付けなどに関する正しい知識を備えた上で料理ができるようになるので、本当の意味で料理上手になれるのです。
今回の記事では、料理のスキルが上がる5つの理由についてご説明していきましょう。
ただし、問題点もありますので、その対策法も合わせてご説明していきます。
料理上手になれるメリットがわかると、きっと食生活アドバイザーに挑戦したくなるでしょう。
食生活アドバイザーを取得すると料理上手になれるの?
毎日家族の食事を作る主婦にとって、料理は非常に関心が高いものですよね。
そのため、食生活アドバイザーを目指したいという主婦の多くは、「料理上手になりたい」と思っているかもしれませんね。
でも、食育資格を取るための勉強は、料理作りがメインではありません。
料理教室のように料理を習うわけではなく、食に関わる知識をテキストで勉強していくことが試験勉強のメインになります。
そのため、「食生活アドバイザーの勉強をして、本当に料理上手になれるの?」と疑問に思う方は多いはずです。
食に関わる知識を習得できるのは嬉しいですが、主婦にとって一番に気なるのは料理に関すること。
料理上手になれないなら、頑張って勉強する気になれないかもしれませんね。
食生活アドバイザーのメリットは料理のスキルが上がること!その5つの理由とは
食生活アドバイザーは料理教室のように料理の作り方を勉強するわけではありません。
スクールなどで調理実習を受けるなどの条件もありません。
しかしこの資格は、食生活全般的な知識を備えた上でアドバイスできることを認める資格なので、食に関する様々な分野の勉強をすることになります。
そのため、試験範囲をしっかり網羅して勉強していけば、料理の腕も確実に上がってくるのです。
料理のスキルが上がる理由は以下の5つです。
- 健康や美容のためのレシピが考えられるようになる
- 食中毒予防ができるようになる
- 食材選びが上手くなる
- 料理レパートリーが増える
- 美しい盛り付け方がわかる
食生活アドバイザーを取得するためには、「栄養と健康」「食文化と食習慣」「食品学」「衛生管理」など、毎日の料理作りに関わる様々な分野の知識を習得することになります。
こちらの記事「食生活アドバイザーの資格内容について解説!」では、この資格を取得するために学ぶ6つの科目について詳しくご説明していますので、気になる方はぜひご覧ください。
食生活アドバイザーの幅広い食知識を習得する中で、この①~⑤のことが身についていくので、自然と料理の腕が上がっていくのです。
詳しくご説明していきましょう。
①健康や美容のためのレシピが考えられるようになる
食生活アドバイザーになるためには、食事と「健康と美容」の関係についての知識を学ぶことになります。
すこやかな体に欠かせない「栄養・運動・休養」の3つの視点から、健康をトータルに考えながら健康管理について学んでいきます。
このような知識が身につくと、自分で健康的なレシピ、美容レシピを考えられるようになるでしょう。
レシピ本などに載っているダイエットレシピなどを見ながら作ることはできても、「どうしてこのレシピがダイエットに効果的なのか」がわからないと応用することができませんよね。
食生活アドバイア―の勉強をすると「夏野菜には余分な水分を排出するカリウムが多く含まれているので、夏のダイエットには夏野菜が良い」などと、根本からダイエット食を考えられるようになります。
自ら健康レシピや美容レシピを考案できるようになるでしょう。
家族や子供の健康をサポートするため、さらにあなたの美容のためのレシピを作っていけるので、料理のスキルがぐんと上がりますね。
②食中毒予防ができるようになる
家族の料理を作る主婦にとって非常に気になるのが食中毒に関してです。
気温と湿度が高くなってくると、毎年心配になる食中毒。
でも、何を気を付ければ良いのか、何をすれば予防になるのかわかりにくいですよね。
「何となくテレビなどで言われている対策をしているけど、どうして対策になるのか、本当に対策になっているのかわからない…」とモヤモヤしてしまいます。
食生活アドバイザーになるためには、食中毒を予防するための様々な勉強をすることになります。
例えば、「食中毒が多発するのは6~10月頃」「一度解凍したら再冷凍しない」「ごはんのしゃもじを炊飯器に入れっぱなしにしない」などの基礎的な知識から、「食品は中心部が75℃以上以上に加熱されると、多くの病原微生物は殺滅される」など、やや専門的な知識まであります。
このような食中毒対策を深掘りして学ぶので、「これをやっておけば大丈夫」と納得しながら対策できるでしょう。
ただ美味しいだけの料理ではなく、食中毒対策をしっかりした上で安心安全の食事作りができるようになりますね。
③食材選びが上手くなる
料理上手になるためには、上手に食材選びをすることが大切です。
どんなに上手に料理が作れても、鮮度が悪い食材ばかりだったら美味しく仕上げることができません。
最近は添加物などに注意しながら、安心安全な食材を選ぶことが重視されています。
食生活アドバイザー取得のための学習の中には、食材選びが上手くなる知識が満載です。
生鮮食品、加工食品の選び方、食品表示や食品添加物などの見方を正しく学んでいきます。
そのため、「美味しい食材」「栄養を考えた食材」「安心安全な食材」を見極められるようになるでしょう。
このような良質な食材を揃えることができれば、いつもの料理もワンランク上の料理になりますね。
④料理レパートリーが増える
食生活アドバイザー取得のための学習の中に料理を作るレッスンはありません。
しかし、料理のレパートリーを増やせる知識をたくさん学ぶことになります。
旬の食材を作った季節ごとのレシピ、節分などの季節行事の料理などの内容も含まれています。
また、和食の基本から、世界の料理まで様々なジャンルの料理を勉強することになるのです。
ポイントは、いつも作らないような料理について学べるということ。
毎日の食事がマンネリになっている…という方には嬉しいメリットと言えますね。
また、献立の立て方、調理の工夫まで勉強するので、レパートリーを増やすコツがわかってきます。
主婦にとって「今日は何を作ろう…」というストレスはとても大きなものです。
それが解消されたら、毎日楽しく料理作りができますね。
あなたのストレスも軽減され、家族にも大いに喜んでもらえるでしょう。
⑤美しい盛り付け方がわかる
最後にご紹介する料理上手になれる理由は、見た目の美しさに関わることです。
盛り付けの美しさは、料理上手になるためには欠かせない要素と言えますね。
食生活アドバイザーを取得するための学習の中に「もてなし上手になろう」という分野があります。
食習慣、マナー、テーブルコーディネーションなど、料理を美しく見せて、楽しく食事をするための知識を学びます。
この中でも、特に料理上手になれるレッスンは「美しい盛り付け方」です。
「平の皿への盛り付けは、山と谷と作り立体感を出す『山水盛り』をする」「魚に大根おろしなどを添える場合は、右手前から、刺身の大根ツマは奥に山高に盛る」など、美しい盛り付けをどんどん習得できるでしょう。
美味しいだけでなく美しい食事を提供するためのノウハウを学ぶことができますね。
ここまで、食生活アドバイザーを取得すると料理上手になれる5つの理由についてご説明してきました。
この資格は料理教室のように料理のノウハウを学ぶ資格ではありせん。
「栄養と健康」「食文化と食習慣」「食品学」「衛生管理」と多方面から料理に関わる知識を学ぶので、本当の意味で料理上手になれるでしょう。
食生活アドバイザーの料理に関わる2つの問題と解決方法
ここまで食生活アドバイザーを取得すると料理上手になれる理由について見てきました。
料理上手になりたい方におすすめの食生活アドバイザーですが、ここで2つの問題点をご説明したいと思います。
「料理初心者の場合はやや難しい」「実践的なスキルが身につくわけではない」ということです。
詳しくご説明していきますね。
料理初心者にはやや難しい
食生活アドバイザーの資格は、ある程度料理が作れる主婦が取得することで、毎日の料理に活かすことができるでしょう。
ただし、「食に関する勉強」が初心者なのではなく、「料理」初心者の場合はちょっと大変かもしれません。
例えば美しい盛り付け方を学ぶことで、上手に作った料理をより美しく見せることができます。
でも、それは料理が上手く作れていることが前提です。
切り方が下手だったり味付けが良くないなど上手く仕上がっていない料理の場合、どんなに盛り付けのスキルがあっても、上手く仕上げることができないでしょう。
実践的なスキルが身につくわけではない
料理上手になれる資格というと、実践的な料理のノウハウを学べると思う方は多いでしょう。
スクールに通って食育資格を学ぶ場合は、授業だけでなく実習があるので、どんどん実践力を鍛えていくことができます。
でも、この資格を取得するための勉強は基本的に家の中。だから実践的なスキルがつくわけではないのです。
食生活アドバイザーのデメリットの解消法
このように、料理上手になれるという大きなメリットがある食生活アドバイザーですが、料理初心者の場合は大変なこと、実践的なスキルは学べないという問題があるのです。
この対策として「ユーキャンレシピ集を活用する」「学んだ知識をすぐに実践してみる」という解消法をご紹介したいと思います。
ユーキャンのレシピ集を活用する
料理初心者の方はテキストを読んでも頭に入りにくいでしょう。
そこでおすすめしたいのが、ユーキャン通講座のレシピ集です。
食生活アドバイザーは独学でも通信講座でも学習することができるのですが、料理初心者の方の場合は、ユーキャンの通信講座がおすすめです。
わかりやすいテキスト&問題集になっていて、質問受付サービスや添削指導などサポート体制の万全。
更に、料理初心者におすすめなのが「レシピ集」です。
それぞれのレシピには「疲労回復」「メタボ予防」「アンチエイジング」などのマークがついているので、それぞれの体調に合わせた料理作りができるでしょう。
このユーキャンのレシピ集は、基本的に受験対策には必要ありません。
でも、受験対策の内容を深めるためにも、レシピ集を繰り返して料理に慣れるところからはじめると良いですね。
学んだ知識はすぐに実践してみる
この資格は料理の作り方を学ぶことはなく、実践力を磨けないというデメリットがあります。
机に向かって勉強していたら、なかなか実践力は身につかないでしょう。
そこですすめしたいのが、実生活の中で活かしながら進めていくことです。
例えば「旬の食材」に関する知識を学んだら、スーパーでその知識に従い買ってみましょう。
料理してみて美味しく感じることで「旬の食材」の大切さをより深く理解できますね。
このように、料理作りに関わる知識を実践しながら進めることで、料理上手になれると同時に知識が定着しやすくなるので、試験対策にもなるでしょう。
食生活アドバイザーのメリットは料理が上手くなること。実践しながら勉強するのがポイント
食生活アドバイザーは、料理が上手くなるというメリットがあります。
料理の腕が上がる理由は、ただ料理を学ぶのではなく、幅広い食の知識を習得していくからです。
栄養と健康、食文化と食習慣、食品学、衛生管理など様々な角度から食に関わる知識を学ぶので、「健康や美容のためのレシピが考えられるようになる」「食中毒予防ができるようになる」「食材選びが上手くなる」「料理レパートリーが増える「美しい盛り付け方がわかる」ということが身につきます。
これらのことを踏まえて料理するようになるので、ただ美味しい料理が作れるだけでなく、さらに上のレベルの料理上手になれるでしょう。
健康的、安心安全、美しい、そして美味しい料理のレパートリーを増やすことができたら嬉しいですよね。
ただし、ある程度料理が作れることが前提であること、実践的に料理を作る勉強はしないという難点もあります。
この問題を解消するためには、ユーキャン通信講座を利用したり、実践しながら勉強する方法がおすすめです。
ユーキャンの資料は無料で取り寄せることも可能なので、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。