家庭の食生活を見直したいという方から人気を集めている食生活アドバイザー。
ただ料理が上手くなるだけでなく、食に関する幅広い知識を身につけられる資格ということで人気を集めています。
正しい知識を習得できれば、毎日の食事を豊かなものにしていけるでしょう。
でも、食生活アドバイザーに興味があっても、資格試験の受け方に不安がある…という方も多いのではないでしょうか。
大人になってから試験を受けるというと、少し面倒に感じてしまいますよね。
特に食生活アドバイザーは3級と2級の併願受験が可能なので、手続き方法に迷う方もいるでしょう。
今回の記事では、食生活アドバイザーの「併願する方法」「願書の受付期間や書き方」「受験票の受け取り方法」までまで詳しく解説していきます。
ちょっと面倒な手続きもありますが、1つずつ確認していけばスムーズに受けることができるでしょう。
食生活アドバイザーの受け方に不安がある方に向けて、わかりやすくご説明していきたいと思います。
食生活アドバイザーは受け方が難しい?
食生活アドバイザーは他の食育資格と比べると、受け方がやや難しいという問題があります。
民間の食育資格の場合、通信講座を受講した上で、随時自宅で課題や試験問題を解いて提出するだけの資格も多いです。
このような資格の場合は、特に取り方を心配することはないでしょう。
しかし、食生活アドバイザーの試験は年に2回と決まっていて、指定された会場で受験することになります。
期間内に手続きしなかったり、手続き方法を間違えてしまうと、次の試験まで受験できないかもしれません。
それでは、具体的に食生活アドバイザーを受験するにあたり、どんなことが難しいのか考えてみましょう。
食生活アドバイザーは3級と2級があるのですが、両方の級を受験する「併願受験」が可能です。
でもこのような受け方は他の資格にはないので、わかりにくいですよね。
また、この資格は年に2回だけ実施されるため、期間内に間違えずに手続きする必要があありますが、願書や受験票など手続きすることが多いので複雑ですよね。
このように、「併願受験」「願書や受験票」に関わることがわかりにくいので、「食生活アドバイザーの受け方は難しい…」と思うのでしょう。
食生活アドバイザーの資格を取りたいと思っても、受け方が難しいと面倒になってしまいますよね。
「受け方を間違えたらどうしよう」という不安もあるでしょう。
食生活アドバイザーのスムーズな取り方!「併願受験」「願書」「受験票」の手続き方法をチェック
食生活アドバイザーの受け方が難しくて億劫と感じる理由は、「併願受験」「願書」「受験票」というわかりにくい手続きがあるからでしょう。
学生の頃の試験とは違い、仕事や子育てをしながら手続きをするため、さらにハードルの高さを感じてしまうかもしれませんね。
でも食生活アドバイザーの受け方はそれほど難しくありません。
1つ1つ詳しく確認すれば、スムーズな資格の取り方がわかるでしょう。
具体的に確認したいポイントは3つです。
- 併願受験方法
- 願書の請求方法と書き方
- 受験票の確認方法
それぞれ詳しくご説明していきたいと思います。
併願受験は3つのポイントをおさえておこう
食生活アドバイザーには2つの級があります。
初心者向けで家庭の食生活改善を目的としている「3級」、さらに応用的な知識を持ち食ビジネスの視点で食を考える「2級」です。
この資格に1級はありません。
食生活アドバイザーは受験資格がないため、初めての方がいきなり2級から受験してもOKです。
さらに、3級と2級をダブルで受験する「併願受験」が可能なのです。
他の資格ではあまりないケースなので、どうやって受ければ良いのか迷いますよね。
でも、併願する方法は全く難しくありません。
「願書の書き方」「受験料」「受験時間」の3点をおさえておけば大丈夫です。
願書の書き方について
食生活アドバイザーの試験を受けるためには、まず認定機関であるFLAネットワーク協会の公式サイトから願書請求する必要があります。
「願書請求フォーム」に必要事項を入力して送信すると、1週間ほどで受験申込用紙が届きます。
願書請求の方法は、次の章でさらに詳しく説明しますね。
受験申込用紙に、氏名や住所、希望する受験会場都市などの必要事項を記入して、郵便局かゆうちょ銀行から受験料を振り込むことになります。
この必要事項の中にある「希望受験級」がポイントです。
「3級受験」「2級受験」「3、2級受験」の項目があり、いずれかに〇をつけるようになっています。
併願受験する場合は「3、2級受験」に〇をするだけでOKです。
これだけの方法なので、迷ったり間違えることはありませんね。
受験料について
食生活アドバイザーの受験料は以下になります。
「併願受験すると受験料が複雑そう…」と思うかもしれませんが、とてもシンプルなのでご安心ください。
受験する級 | 3級 | 2級 | 2、3級 |
受験料(税込) | 5,000円 | 7,500円 | 12,500円 |
このように、2級と3級を併願受験する場合は、単純に3級と2級の受講料を合計した金額になります。
割安にならないのはちょっと残念ですが、シンプルでわかりやすいですね。
受験時間について
「併願受験すると受験時間はどうなるの?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。
受験時間も確認しておく必要がありますね。
食生活アドバイザーは毎年7月と11日に試験が実施されています。
以下の表をご覧ください。
受験する級 | 3級 | 2級 |
---|---|---|
試験日 | 7月の第2日曜日、11月の第4日曜日 | |
試験時間 | 10:30~12:30 | 13:30~15:00 |
このように、3級の試験も2級の試験も同じ日に実施されるのですが、3級は午前、2級は午後に実施されます。
だから、併願受験が可能なのですね。特に複雑なスケジュールになっているわけではないので、問題ないでしょう。
試験当日のスケジュールに関する内容は、こちらの記事「食生活アドバイザーの会場受験に関するスケジュールや会場について」でも詳しくご説明していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
このように、併願受験に関するポイントは「受験申込用紙の『3、2級受験』に〇をする」「受験料は3級と2級の合計金額」「試験は午前と午後」の3つです。
これをおさえておけば、迷うことはないでしょう。
安心してダブル合格を目指すことができますね。
願書の請求方法と書き方は3つのポイントをおさえておこう
次に、願書の請求方法と書き方についてご説明したいと思います。
「願書」とは試験を受けるために必要な申請書のこと。
願書を提出することで受験を願い出ることが伝わり、受験資格を得ることができるのです。
資格を取るための初めの手続きということですね。
この願書に関わるポイントは3つです。
「願書請求と願書受付の期間について」「願書請求方法」「願書の書き方を受験料振込方法」です。
まず、食生活アドバイザーは年に2回しか試験が実施されないので、受付期間内に忘れずに願書を請求する必要があります。
「願書って何を書けば良いの?」という方は、書き方や受験料の振込方法を確認しておけば安心です。
詳しくご説明しましょう。
願書請求と願書受付の期間を守る
食生活アドバイザーは年に2回、7月と11月に試験が実施されるのですが、試験の4ヶ月前くらいから願書請求をすることができます。
以下の表をご覧ください。
日程内容 | 2021年11月試験 | 7月試験の目安 | 11月試験の目安 |
願書請求期間 | 2021年7月15日(木)~9月24日(金)16時まで | 3~5月 | 7~9月 |
願書受付期間(受験料払込期間) | 2021年9月1日(水)~10月8日(金) | 5~6月 | 9~10月 |
受験票到着予定日 | 2021年11月18日(木) | 7月 | 11月 |
試験日 | 2021年11月28日(日) | 7月 | 11月 |
具体例として、2021年11月試験の実際の日程を載せています。
毎年の7月と11月の試験の目安は、大まかな日程としてご参考ください。
このように、「願書請求をする」→「願書が届く」→「振込用紙に記入をして受験料を振り込む」を進めると、受験票が届く流れになります。
まずは、この願書請求期間と願書受付期間を絶対に間違えないようにしましょう。
それぞれの期間の確認方法は、公式サイトをチェックすることです。
食生活アドバイザーの認定機関であるFLAネットワーク協会の公式サイトには、随時次の試験の願書請求期間、願書受付期間が掲載されています。
この期間をチェックして、まずは期間内に願書を取り寄せてくださいね。
その上で、願書受付期間内に、願書を書き、受験料を振り込みましょう。
具体的な方法をご説明しますね。
願書請求方法
願書請求の申し込み開始は、FLAネットワーク協会の公式サイトを見ておくとわかります。
願書請求開始期間になると、「願書請求フォーム」が設定されるので、WEB申し込みをする流れになります。
願書請求は電話では受け付けていないのでご注意ください。
入力する内容は、「過去に願書請求したことがあるかという質問」「氏名などの個人情報」です。
個人情報の取扱に同意して願書請求をします。
ここで入力した住所に合否通知が届くことになるので、間違えずに入力してくださいね。
願書の書き方と受験料振込方法
WEBから願書請求をすると、1週間前後で願書が手元に届きます。
「受講料振込用紙」と「受験案内」が入った封筒です。
「願書の書き方って難しそう…」と思うかもしれませんが、食生活アドバイザーの場合は、この「受講料振込用紙」に記入するだけなので難しくありません。
氏名や住所などの個人情報、希望する受験級と試験会場を記入。さらに、登録番号を記入する欄があるのですが、この番号は送られてきた封筒に印字されている6桁の番号です。
記入が終わったら、受験料を振り込みましょう。郵便局かゆうちょ銀行でしか振り込めませんのでご注意ください。
このように、願書請求期間と願書受付期間を逃さないように公式サイトをチェックして願書請求すること、振込用紙に必要事項を記入し、郵便局かゆうちょ銀行で振り込む。という簡単な流れです。
「願書って難しそう」と思う方も、このように1つずつ見ていくと、迷う要素はないでしょう。
一つ注意点は、期間になったら、できるだけ早く手続きをすることです。
期間はある程度余裕をもって設けられていますが、「また時間があるからいいや」と思って後回しにしてしまうと、気付いた時には期間を過ぎていた…という失敗もあり得ますので注意してくださいね。
試験に関わる注意すべき日程については、こちらの記事「食生活アドバイザーの試験に向けた日程について徹底解説」でも詳しくご説明していますので、ぜひご参考ください。
受験票は直前に届くので注意しよう
最後に、受験票の確認方法ついてご説明したいと思います。
上表にあるように、受験料を振り込むと受験票が届きます。
食生活アドバイザーの受験票は試験日の直前に届くので、あらかじめどんな内容なのか知っておきたいですよね。
食生活アドバイザーの受験票に関わるポイントは2つ。
「試験の10日前~1週間前になると受験票が送られてくる」「受験票で試験会場をチェックする」です。
詳しくご説明しましょう。
試験の10日前~1週間前になると受験票が送られてくる
受験票が送られてくるのは、試験日の10日前~1週間前です。
試験日ギリギリに受験票が届くことを覚えておいてくださいね。
受験料振込をするとすぐに願書が届くわけではないのでご注意ください。
受験票にある試験会場を確認する
この受験票には受験会場が書いてあります。
食生活アドバイザーの試験は、受験票を受け取るまで、詳しい受験会場はわかりません。
希望するエリアは願書に記入していますが、実際にどの会場になるのかがわかるのは受験票が届いてからです。
受験会場がわかったら、どのような建物なのか、自宅からどのようなルートで行けば良いのか等をリサーチしておきましょう。
受験票には簡略地図やアクセス方法が記載されていますが、Googleマップや乗換案内サービスを利用して、自分で調べておくと安心ですね。
このように面倒そう…と思われがちな食生活アドバイザーの受け方ですが、「併願受験方法」「願書の請求方法と書き方」「受験票の確認方法」がわかると、だいぶスムーズになりますね。
ただし、注意点もありますので、次の章でご説明したいと思います。
食生活アドバイザーの取り方の注意点。書類が届かない場合は確認しよう
食生活アドバイザーのスムーズな取り方についてご説明してきました。
最後に、一つ注意していただきたいことがありますので、ご説明しておきましょう。
それは、願書や受験票が届かない場合です。
「メジャーな資格だし、願書や受験票が届かないなんてことはないだろう」と思うかもしれませんね。
でも、悪天候などの理由で届かない場合があるかもしれません。
願書が届かない場合、受験票が届かない場合の対応についてご説明しておきますね。
願書が届かない場合
願書請求をして1週間以上経過しても願書が届かない場合は、公式サイト記載の電話番号にかけて問い合わせましょう。
ただし、連休をはさむために願書の到着が遅れる場合もありますので、カレンダーをチェックしてから問い合わせてくださいね。
受験票が届かない場合
受験票は、試験日の10日~1週間前になると届きます。
もし届かない場合は、「受験票未着問い合わせ期間」が設けられているのでチェックしましょう。
この期間は、公式サイトに表示されているので、願書請求した時点でチェックしておくと安心です。
願書が届かない場合と同じように、公式サイト記載の電話番号にかけて、受験票が届かない旨を伝えましょう。
食生活アドバイザーは、万が一願書や受験票が届かない場合は問合せをするように案内しています。
「催促するようで迷惑かな…」と心配することはありませんので、連絡してみてくださいね。
食生活アドバイザーの受け方はポイントがわかれば難しくない
今回は食生活アドバイザーの受け方についてご説明してきました。
併願受験したいけど取り方がわからない、期間が決まっているのでわかりにくいという方に向けて「併願受験方法」「願書の請求方法と書き方」「受験票の確認方法」について詳しくご説明してきました。
試験手続きをするのは面倒に感じますが、1つずつ確認しておけば、それほど身構えるものではありません。
ただし、繰り返しお伝えしていますが、この資格は年に2回しか受けるチャンスがありませんので、「願書請求を忘れた…」「受験料振込を忘れた…」などの失敗がないように、公式サイトをチェックしておくと良いですね。
スケジュールが公表されたら、カレンダーや手帳に記入しておきましょう。
このような手続き方法がわかると、あとは安心して勉強に集中することができますね。