食に関する幅広い知識を身につけることができる食生活アドバイザーは、家庭の食卓でも食ビジネスの場でも役立てられると人気の食育資格です。
試験範囲は広いのですが、実生活に密接した内容が多いのでスムーズに勉強できるでしょう。
でも、気になるのは、試験に関することですよね。
最近は自宅で試験を受けられる資格も多く、気軽に在宅受験して資格を取得する方が増えています。
食生活アドバイザーを検討中の方も「在宅受験なら受けてみたい」と思っているかもしれませんね。
結論から申し上げますと、食生活アドバイザーは在宅受験はできません。
試験会場に足を運んで受験する必要があります。
今回の記事では、食生活アドバイザーの受験場所、受験内容についてご説明したいと思います。
「在宅受験じゃないとハードルが高そう…」と不安になるかもしれませんが、実際の受験場所や内容を知ると、それほどハードルが高くないことがわかるでしょう。
食生活アドバイザーは在宅受験できる?試験はどこで受けるの?
仲里依紗さん、ローラさん、白石麻衣さんなど、多くの芸能人が取得している食生活アドバイザー。
食全般に関する知識を身につけていることを証明する資格ということは把握していても、「芸能人はみんなどこで試験を受けているんだろう…」と疑問に思いますよね。
最近は通信講座を利用して自宅で勉強し、試験も自宅で受けるという「在宅受験」スタイルが増えています。
在宅受験の場合は、テキストを見ながら解くこともできるので気軽に受けることができますよね。
食生活アドバイザーは在宅受験ができるのでしょうか。
また、在宅受験でない場合は、どこで試験を受けるのでしょうか。
試験会場は東京だけ、関東エリアだけなど限定されていると、資格内容に興味があっても、そもそも試験を受けるのが難しいかもしれませんね。
食生活アドバイザーは在宅受験ではなく会場受験!試験の場所は全国14都市
「食生活アドバイザーは忙しいタレントさんも多く取得している人気資格だし、自宅で気軽に受けられそう」と思うかもしれませんが、在宅受験はできません。
それでは、どこで受験することになるのでしょうか。
食生活アドバイザーの試験は全国にある会場で受験することになります。
詳しい会場についてご説明していきましょう。
試験は全国14都市で実施される
食生活アドバイザーの試験は、札幌から福岡まで全国で実施されます。
東京だけ、関東エリアだけという資格試験も多いので、食生活アドバイザーの場合は受けやすい試験と言えますね。
開催されるのは、札幌、仙台、さいたま、千葉、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡の14の都市です。
毎回これらの都市で実施されているので、今後も大きく変わることはないでしょう。
試験会場は大学や専門学校が多い
試験会場は都市によって様々なのですが、大学や専門学校で実施されることが多いです。
ビルの中にある貸会議室のような場所で行われる都市もあります。
東京を例を挙げると、「東京調理製菓専門学校」「東京外語専門学校本館」などの会場があります。
大学受験のような広い教室で試験を受けてみたいという方は、大学や専門学校での受験のほうが気分が上がるかもしれませんね。
あまり広い場所だと緊張する…という方は、ビルの一室などの試験会場が向いているかもしれません。
ただし、自由に会場を選べるわけではないのでご注意ください。
次の章でご説明しましょう。
受験場所は受験票が届くまでわからない
食生活アドバイザーの試験会場は、様々な場所で行われることになります。
全国の試験会場は前述のとおり全国14の都市にある会場で、受験者が住んでいる地域によって近い会場が案内されることになります。
北海道在住の方は札幌、宮城県在住の方は仙台という感じですね。
自分で会場を選ぶことはできませんのでご注意ください。
この試験場所がわかるのは試験の10日前頃になります。
試験日の10日前頃になると受験票が届くのですが、そこにあなたが受験する会場が書かれているのです。
10日前だとちょっと心の準備ができないかもしれませんね。
試験日ギリギリに試験会場がわかるということは、覚えておくと良いですね。
このように、食生活アドバイザーの試験は、全国14都市で開催され、大学や専門学校などが会場になることが多いこと。
その会場は試験日10日前までハッキリわからないことをお伝えしてきました。
「食生活アドバイザーは在宅受験できると思っていた…」という方の場合は、少し不安に感じるかもしれませんね。
試験会場での受験は、在宅受験と比べたらハードルが高いことは事実です。
でも、実際にはそれほど身構えるものではありません。
在宅受験ではなく会場受験と聞くと不安に感じる理由は、どんな内容の試験なのかイメージしにくいからではないでしょうか。
高校受験や大学受験を経験したことがある方でも、資格試験はどんな試験なのかわからないから不安に感じるのでしょう。
「試験会場には何を持っていけばいい?」「当日の流れは?」「試験中にトイレは行ける?」などわからないことが多いと不安になりますよね。
次の章では、会場受験に不安を感じないように、受験内容を詳しく解説していきたいと思います。
食生活アドバイザーの会場受験の内容を解説!持ち物からトイレ事情まで
食生活アドバイザーは在宅受験ではなく会場受験ということで、不安に感じている方は多いでしょう。
その不安を払拭するために、持ち物から当日の流れまで確認しておきたいと思います。
試験当日の持ち物は?上着とテキストは忘れずに
まずは、試験当日に持っていく物を確認しておきましょう。
受験票に書いてある持ち物は以下になります。
- 受験票
- 鉛筆またはシャープペンシル(HB)
- 消しゴム
- 腕時計
携帯電話は使えませんので、腕時計は忘れずに持っていきましょう。
時間がわからないと、ペース配分がわからずに焦ってしまいますよね。
また、受験票に書いてあるもの以外にも、以下のようなものは必要でしょう。
- ハンカチ、ティッシュ
- カーディガンなど
- テキスト等の教材
ハンカチ、ティッシュは意外と忘れがちなので必ず準備しておきましょう。
また、試験会場はやや寒い場合もあるでしょう。
体温調整ができるように、カーディガン等の上着を持っておくと安心です。
食生活アドバイザーの試験は毎年7月と11月に実施されています。
特に7月に実施される試験の時は冷房がきいていて寒い可能性もありますので羽織るものは忘れずに持っていきましょう。
また、テキスト等の教材も必須。
ほとんどの受験生が試験ギリギリまでテキストを見て最後の総チェックをしています。
その中で全くテキストがないと焦ってしまうので、必ず持っていきましょう。
試験当日の流れは?試験開始の45分前に到着しよう
食生活アドバイザーは3級と2級に分かれているのですが、3級の試験は午前、2級は午後に実施されます。
当日の流れをご覧ください。
級 | 開場時間 | 集合時間 | 受験時間 |
3級 | 9:45 | 10:15 | 10:30~12:00 |
2級 | 12:45 | 13:15 | 13:30~15:00 |
開場時間は、集合時間の30分前です。
集合時間は試験開始の15分前。この時間になると、検定試験に関する説明が始まるので、必ず着席しておきましょう。
集合時間ギリギリではなく、開場時間になったら会場に入り、テキストをチェックして気持ちを落ち着かせておくと良いですね。
試験中にトイレは行ける?途中退出は基本NG
会場試験の時に気になるのが、トイレのために途中退出はできるか?という問題ですよね。
基本的には試験中に退出することは認められていません。
しかし、どうしてもトイレに行きたい場合は対応してもらえますので、あまり心配しすぎる必要はないでしょう。
トイレはできるだけ早めに済ませておきたいですね。集合時間ギリギリに行くと、トイレが混んでいて焦ってしまうかもしれません。
特にトイレが狭い場合、受験生が多い場合もありますのでご注意ください。
このように、具体的な試験の持ち物、時間、トイレ事情などがわかると、試験会場での受験のイメージが湧いてくると思います。
「会場試験は緊張する…」という方も、シミュレーションができるとリラックスして挑めるでしょう。
さらに、リラックスして試験会場での受験に挑むためには、事前準備も必要です。
次の章では、会場試験をスムーズに受けるための準備についてご説明しましょう。
食生活アドバイザーの会場試験をスムーズに受けるためには準備が必要!試験会場をリサーチしよう
食生活アドバイザーは在宅受験ではなく会場受験なので、「難しそう…」「大変そう…」「緊張する」などネガティブに思うかもしれません。
そんな不安を払拭するためには、事前準備が大事です。
試験会場をしっかりリサーチしておくことで緊張を和らげましょう。
具体的な方法をご説明したいと思います。
受験票で試験会場を確認しよう
食生活アドバイザーの試験会場は、受験票が届くまでわかりません。
受験票は試験当日10日前頃に届くので、結構ギリギリです。
受験票が届いたらすぐに試験会場確認しましょう。
試験会場までの行き方を調べておこう
試験会場がよく知っている場所なら調べる必要はありませんが、知らない場所の場合は、試験会場までの行き方を調べましょう。
食生活アドバイザーの試験会場は、基本的に最寄駅から徒歩圏内の場所にあります。
受験票には試験会場の「最寄り駅」と「徒歩で何分か」が記載されていますので、これを参考にしましょう。
簡略地図が記載されていますが、Googleマップで、最寄り駅から会場までの道順を詳しく確認しておくと安心ですね。
試験会場の場所がわかったら、Googleマップで自宅からの行き方を調べましょう。
電車、バス等、複数の行き方がある場合は、全て調べておくと安心ですね。
基本的にはどの試験会場も駐車場がないため、車ではなく公共機関を使って来るようにアナウンスされていますのでご注意ください。
試験会場までの時間を調べておこう
試験会場までの時間を調べておくことも大事です。
食生活アドバイザーの試験は基本的に日曜日に行われますので、バスや電車の時間が少ない場合もあります。
「乗換案内」などで検索すると、乗換案内サービスが複数出てきますので、あなたの自宅の最寄り駅と、試験会場の最寄り駅を入力し、きちんと「試験日の乗り換え時間」を確認しておきましょう。
試験開始時間の45分前には余裕を持って会場に着けるような時間を、考えておいてくださいね。
試験会場の雰囲気を把握しておこう
さらに調べておきたいのが、試験会場の雰囲気です。
食生活アドバイザーの試験会場は、大きな大学の教室から、ビルの1室などさまざま。
そのため、自分の目で見て確認しておくことが大事です。
受験票を受け取ったら、すぐにその施設の雰囲気を調べてみましょう。
大学や専門学校の場合は、学校のホームページからチェックするとどんな建物なのか知ることができるでしょう。
教室の雰囲気が見える場合もあるので、写真をチェックしておくと安心ですね。
ビルの1室などの場合も、建物名を検索する外観の写真などを見ることができるでしょう。
どんな建物なのかリサーチしておくと良いですね。
また、過去に食生活アドバイザーを受験した方のブログやツイッター情報もとても参考になります。
「食生活アドバイザー 受験会場 〇〇(あなたが受験する都市)」などで検索してみるといくつか情報を見ることができるでしょう。
このように、試験会場について、試験会場への時間について、試験会場の雰囲気について事前にリサーチしておくことで、さらに会場受験のハードルが下がるはずです。
食生活アドバイザーは在宅受験ではなく会場受験!対策をすればスムーズに受験できるでしょう
今回は、食生活アドバイザーの試験について考えてきました。
「食生活アドバイザーは在宅受験ができる?」と思う方が多いですが、残念ながら会場試験のみです。
「在宅受験なら受けたいと思っていたけれど、会場受験はちょっと…」と思って、食生活アドバイザーに苦手意識を感じる方もいるかもしれませんね。
でも、ご紹介したように「試験場所」「試験当時の流れ」「試験までの準備しておくこと」について調べておけば、スムーズに受験できるでしょう。
食生活アドバイザーは、食生活に関わるトータル的な知識を身につけられる魅力ある資格です。
在宅受験じゃないから諦めよう…というのは勿体ないです。会場試験の内容を確認してチャレンジしてみましょう。