食育資格を取得するためには、通信講座を受講したり、独学で勉強するのが一般的です。
通学制の学校に通う必要がない気軽さはありますが、その分、自分で学習を進めなければならない大変さもあります。
そのため、資格取得のためのテキストの存在はとても重要。
わかりやすく使いやすいテキストならサクサク学習を進めることができるでしょう。
反対にわかりにくいテキストや、使い勝手の悪いテキストだと、勉強を断念してしまうかもしれません。
そこで今回は、食育資格の本に焦点をあててみたいと思います。
「初心者でもわかりやすい食育資格の本」「学習時間が少ない人でも効率よく学べる食育資格の本」「独学でも試験対策がしやすい食育資格の本」の3つをご紹介していきましょう。
これがわかれば、「食育資格の勉強を頑張れそう!」と思えるでしょう。
食育資格取得の勉強は基本独学だから難しい
民間の食育資格は、管理栄養士などの国家資格に比べたら難易度は低いです。
しかし、国家資格の場合は予備校などに通って学習するのが一般的なので比較的スムーズに学習できるとも言えます。
わからない事にぶつかっても、講師に聞くことができるので安心ですよね。
一方、民間の食育資格を取得する場合は、通信講座を利用して学習したり、完全に独学で学習することになります。
自分の力で難しい専門用語や専門的な理論を学ばなければならないため、決して簡単なものではありません。
食育資格を取得するためには、食育の基礎知識、食品の安全性、食材の栄養など幅広い知識を習得する必要もあるので、途中で投げ出したくなる方もいるでしょう。
食育資格は勉強する本が重要!自分に合ったテキストを探そう
食に関する専門的な知識がない方にとって、食育資格取得を目指すのは、意外と大変です。
そこで重要になるのが、勉強のパートナーとなる本の存在です。
初心者の方の場合は、わかりにくいテキストだと難しい食の知識がますます難しく感じられるため、勉強は上手く進みません。
忙しくて勉強時間が確保しにくい方の場合は、ボリュームのありすぎるテキストだと効率よく学習ができずに最後までやりきれないかもしれません。
また、通信講座を受講せずに完全に独学で学習する方は、一人でも合格を目指せるように試験対策が充実しているテキストが必要になるでしょう。
初心者の方は「わかりやすいテキスト」、勉強時間が確保しにくい方は「効率の良いテキスト」、独学で学習する方は「試験対策が充実したテキスト」を選ぶことが、合格への近道になります。
それぞれ詳しくご説明していきましょう。
初心者の方は「わかりやすいテキスト」がおすすめ
初心者の方は、わかりやすい資格の本を選ぶことが大事です。
食育資格に求められる知識は、専門的な用語や理論もあるため、苦手意識を感じる方は多いでしょう。
初心者の方は、細かい文章がびっしり並んだテキストだと、見ただけで嫌になってしまうかもしれませんね。
イラストや写真が多いテキスト、難しい専門用語をかみ砕いてわかりやすい解説しているテキスト、専門理論を図やイラストでわかりやすく表しているテキストがおすすめです。
初心者でも抵抗なく読み進められる本を選ぶことが大事ですね。
学習時間が確保しにくい方は「効率の良いテキスト」がおすすめ
学習時間が確保しにくい忙しい方は、効率の良いテキストを選ぶことが大切です。
仕事や子育てで忙しい方は、限られた時間の中で資格取得へ向けての学習をすることになるでしょう。
食育資格の勉強は、基礎から応用まで学ぶことになり、学習するジャンルも多いため、全ての範囲を網羅しようと思ったら膨大な勉強量になってしまい、最後までやりきれないかもしれません。
試験取得のために学ぶべきポイントがまとめられていたり、的を絞った内容になっている等、効率よく学習できるテキストであることが大事です。
短い時間でも効率よくインプットできるテキストを選びたいですね。
独学で学習する方は「試験対策が充実しているテキスト」がおすすめ
独学で学習する場合は、試験対策が充実した内容のテキストが必要になります。
通信講座や通学で学習する場合と違い、試験対策のコツを教えもらうことはできません。
テキストだけを頼りに試験対策することになるので、充実した内容が求められます。
資格試験の内容に沿ったテキストなら、万全の対策ができるでしょう。
より実践的なテキストを選ぶことが合格への近道になりますね。
このように、自分に合った食育資格の本を選ぶことができれば、難しい食育資格の知識もスムーズに学ぶことができるでしょう。
次の章では、この3つの条件「わかりやすいテキスト」「効率の良いテキスト」「試験対策が充実しているテキスト」に当てはまる具体的な食育資格の本をご紹介していきたいと思います。
当サイト厳選!スムーズに学習できる食育資格の本をご紹介
通学せずに自宅で学習を進める民間の食育資格の場合、学びやすいテキストを探すことが重要になります。
初心者はわかりやすい本、学習時間がない方は効率の良い本、独学の方は試験対策ができる本を選んでおけば間違いないでしょう。
でも食育資格はたくさんの種類があるため、一つ一つテキスト情報をチェックするのは大変ですよね。
そこで今回は、当サイトが厳選したおすすめの食育資格の本をご紹介していきたいと思います。
選考のポイントは、上の章でご説明したように「わかりやすい」「効率が良い」「独学でも試験対策ができる」という本です。
さらに、管理栄養士などの国家資格に向けた本は選んでいません。
国家資格を目指すためには、予備校などに通う必要も出てくるため、本だけ揃えればOKではないからです。
また、野菜ソムリエや介護食アドバイザーのような、専門的な食育知識も除外しています。
そのような食育資格の場合はジャンルごとに学習方法が異なるため、一概に「このテキストがおすすめ」とは言いにくいからです。
このような理由から、「民間の食育全般的な資格」に限定しておすすめテキストを厳選しました。
それでは詳しくご説明していきましょう。
初心者でもわかりやすい食育資格の本
まずは、初心者でも安心して学習できるテキストからご紹介しましょう。
食育インストラクターの認定講座である「がくぶん」のテキストと、食育アドバイザーの認定講座である「資格のキャリカレ」のテキストです。
食育インストラクターの認定通信講座「がくぶん」のテキスト
(画像出典:がくぶん)
食育インストラクターは、NPO法人日本食育インストラクター協会が主催する食育資格
食育の基本である「安心安全な食材選び」「食育マナー」「栄養たっぷりの食事」のスキルを学べる資格となっています。
食育の第一人者である料理研究家の服部幸應先生が手掛ける資格なので、本格的な食育知識を身につけることができるため、非常に人気が高いです。
初心者向けのプライマリー、プロ向けの4~1級と級が5つに分かれているのが特徴。
この記事では、初心者向けのプライマリーを中心にお伝えしていますので、それ以外の級の内容について知りたい方は、こちらの記事「食育インストラクターのそれぞれの級について」をぜひご覧ください。
プライマリーは、協会認定の通信講座「がくぶん」を受講して課題を提出することが条件になります。
初学者でもわかりやすく無理なく学習できるテキスト
食育インストラクターのテキストは5冊です。
「食育の基礎知識」「食材について知ろう1」「食材について知ろう2」「食習慣とマナー、健康」「食べ物は自然の恵み」の5冊となっています。
この5冊のテキストは、自宅で学習することを前提に作られているので、「わかりやすい」「すぐ使える」ことを重点的に作られています。
複雑な解説ではなくイメージしやすいイラストにしていたり、ちょっと息抜きができるように別枠でコラムがあったり、無理なく学習できる工夫が散りばめられた本です。
イラストも親しみやすく可愛らしいデザインなので難しさを感じません。
食材の旬の一覧が見開きページになっているなど、一目でわかる内容も多いので、とても見やすいというメリットもあります。
初学者でもわかりやすく、無理なく学習できる本なので、おすすめ本として選びました。
「がくぶん」のテキストが気になる方は、こちらから資料請求ができますので、利用してみてはいかがでしょうか。
食育アドバイザーの認定通信講座「資格のキャリカレ」のテキスト
(画像出典:キャリカレ)
食育アドバイザーは、一般財団法人日本能力開発推進協会が主催する食育資格です。
食に関する知識を健全な食生活に活かしていけるスキルを身につける資格となっています。
資格取得のためには、協会の認定講座である通信講座「資格のキャリカレ」を受講することが条件となります。
カリキュラム修了後に認定試験を受け、合格点であれば資格取得となります。
自宅で受験することができるので、比較的難易度が低い資格と言えますね。
デザインも文章も初学者向けのテキスト
食育アドバイザーのテキストは4冊です。
初心者でも抵抗なく勉強できるように、わかりやすさを追求した内容になっています。
フルカラーでイラストや図解が多いので、パッと開いた瞬間、難しさを感じることがありません。
難しい専門用語は、できるだけ読みやすい易しい文章になっているので、すっと頭に入ってくるでしょう。
右に理論的なこと、左に図解というレイアウトになっていて、見開き1ページごとに内容が完結しているところも魅力です。
一目で学習内容を確認できるので、スムーズに進めることができるでしょう。
べージごとに覚えておくべき重要なポイントがまとめてあるので、初心者でもその部分を見れば全体的な内容を把握しやすいメリットもあります。
このような理由から、初心者でもわかりやすい本として選びました。
もっとテキスト内容を知りたい方は、こちらから資料請求を利用してくださいね。
学習時間が少ない人でも安心の効率の良いテキスト
次に、限られた学習時間の中で効率よく学習するためのテキストをご紹介したいと思います。
2つの資格のテキストなのですが、どちらも通信講座大手「ユーキャン」の資格本です。
食生活アドバイザーの認定通信講座「ユーキャン」のテキスト
(画像出典:ユーキャン)
食生活アドバイザーは、一般財団法人FLAネットワーク協会が主催する食育資格です。
仲里依紗さんのユーキャンのCMで一躍有名になった資格でもあります。佐々木希さん、ローラさんなど人気の女優さんやタレントさんが多く取得している華やかな資格となっています。
広い視野をもって、食生活をトータル的に捉え、健康的な食育知識を習得することが目的です。
この資格は2級、3級と2つの級に分かれていて、3級は「消費者」、2級は「食の提供者」の立場から食育知識を学ぶ内容となっています。
受験資格はないので独学で学習して受験しても良いのですが、認定講座であるユーキャン、学校法人産業能率大学研究所、JMAMのいずれかの通信講座で学習するのがスムーズです。
この中のユーキャンのテキストが非常に効率的な内容なのでおすすめしたいと思います。
的を絞った内容でスピーディーに進められるテキスト
メインテキストは2冊で、2級と3級の共通部分をまとめて学べる内容になっています。
ユーキャンのテキストの特徴は、それぞれのレッスンの最後に「チェックテスト&ワーク」というコーナーがあるところ。
これにより理解度を確認しながら進めることができるので、短時間でも効率よく学ぶことができます。
理解できない場合は、すぐにその部分に戻って確認することができるレイアウトなので、スピーディに学習できるでしょう。
また、このテキストは2級と3級の内容は混ざっているのですが、2級のみの部分にはマークがついているのがポイント。
3級合格の後に2級を受ける場合には、2級マークの部分だけを学習すれば良いので、効率よく学習することができます。
このような理由から、効率よく学習できるテキストとして選びました。
ユーキャンのテキストに興味がある方は、こちらから申し込み内容をチェックすることができます。
食育実践プランナーの認定通信講座「ユーキャン」のテキスト
(画像出典:ユーキャン)
食育実践プランナーは、一般社団法人日本味育協会が主催する民間資格です。
日本味育協会は、食育の原点は「味覚」であり、その味覚を育てる「味育(みいく)」の重要性を説いている団体です。
味覚の役割をはじめ「おいしい」をキーワードに、食材選び、料理、食の大切さを伝える知識を学びます。
資格取得のためには、認定講座であるユーキャンの資格を受講することが条件です。
自宅で試験を受けることになるので、それほど難しい資格ではありません。
的を絞った端的な内容が魅力のテキスト
幅広い知識が5冊にギュッとまとめられたテキストです。
ボリュームはやや多めですが、丁寧な解説や、Q&A形式でわかりやすい内容、易しい一言コメントの挿入などがあり、サクサク進められる内容です。
実生活にかかわる話題を多く取り上げているので、効率よくインプットしていけるでしょう。
このテキストでは、冒頭に「ここで学ぶこと」の欄があり、レッスンごとに覚えるべきことが的を絞って端的に解説されています。
このレッスンでは何を学ぶのか一目でわかるので、効率よく学習することができます。
その他にも重要ポイントが散りばめられているので、的を絞った学習ができて便利です。
このような理由から、効率よく学習できるテキストとして選びました。
ユーキャンのテキストで効率よく学習してみたい方は、こちらの内容をチェックしてくださいね。
独学でも学習しやすい試験対策が充実しているテキスト
最後にご紹介するのは、上の章でもご紹介した食育生活アドバイザーの本です。
一般的な民間の食育資格の場合、協会が認定する通信講座を受講することが条件となるのですが、食育アドバイザーにはその条件がありません。
ユーキャンの通信講座を受講して学習する方が多いのですが、独学で試験だけを受けることもできます。
その際に使うテキストについてご紹介したいと思います。
食生活アドバイザーの公式テキスト
上の章でご説明したとおり、食育生活アドバイザーを主催するのは、一般財団法人FLAネットワーク協会です。
この協会の公式テキストが「食生活アドバイザー3級公式テキスト&問題集」「食生活アドバイザー2級公式テキスト&問題集」になります。
公式ならではの検定試験に対応したテキスト
公式テキストということで、検定試験の出題範囲ごとに構成さているのが特徴です。
章ごとに勉強した知識をアウトプットする問題が用意されているので、試験に向けて実践力を鍛えることができるでしょう。
間違った問題があれば、すぐにテキスト内容をチェックできるのでストレスなく進めることができるのも嬉しいです。
また、それぞれのページごとに赤シートで重要語句が隠せるようになっているので、自分の理解度をチェックしながら学習できる便利さもあります。
民間の食育資格の場合、テキストだけを購入して完全に独学で学習できる資格は非常に少ないです。
稀に独学で受験できる試験もありますが、テキストが充実していない場合が少なくありません。
食生活アドバイザーは、独学で学習できて、かつテキストも充実している貴重な存在と言えます。
通信講座を利用せずに食育資格取得を目指したい方は、このテキストを検討してみてはいかがでしょうか。
食育資格を取得するためには学びやすいテキストで学習することが大切
今回は、食育資格取得を円滑に進めるために欠かせない「テキスト」についてお伝えしてきました。
食育資格は基本的に独学で学習するため、パートナーとなる本の存在は大きいです。
資格取得のカギを握る重要なものと言っても過言ではありません。
初心者ならわかりやすいテキスト、学習時間が確保しにくい方は効率的なテキスト、独学するなら試験対策ができるテキストなど、自分に合ったテキストを選ぶことが合格への近道になるでしょう。
今回ご紹介したテキストなら、難しい食育資格の勉強をスムーズに進めることができるはずです。
テキスト探しにお困りの方はぜひ参考にしてくださいね。