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食生活アドバイザーとフードコーディネーターの違いは何?人気の食資格を徹底比較!

食生活アドバイザーとフードコーディネーターの違いは何?人気の食資格を徹底比較!

数ある食育資格の中でも知名度の高い食生活アドバイザーですが、似た資格であるフードコーディネーターも人気資格として知られています。

どちらも食に関する幅広い知識を身につける資格ということで、どちらの資格を目指すか迷っている方も多いでしょう。

今回の記事では、この人気の食資格の違いを徹底比較していきたいと思います。

何となく食に関する資格というイメージだけではどちらを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

でも、受験資格や試験内容、勉強方法など様々な角度から比較すると、あなたに向いている資格はどちらなのか知ることができるでしょう。

それぞれの資格のメリットデメリット、どんな人に向いているか等、詳しくご紹介していきたいと思います。

食生活アドバイザーとフードコーディネーターはどちらも人気の食全般資格!だから違いがわからない

食生活アドバイザーとフードコーディネーターはどちらも人気の食全般資格!だから違いがわからない

白石麻衣さん、仲里依紗さん、ローラさんなど人気芸能人が取得する資格として注目されている食生活アドバイザー。

一方、フードコーディネーターも人気料理家、インスタグラマーなどが多く取得する資格として人気を集めています。

また、どちらも野菜やお酒など専門的な知識ではなく食全般的な資格という点も似ていますよね。

さらに、どちらも級が分かれており、食に関する基本的、応用的な知識を習得するということも共通しています。

だから「どちらも似ているから迷ってしまう…」と思ってしまいますよね。

違いがわからないと、何を基準に選べば良いのか迷ってしまうでしょう。

食生活アドバイザーとフードコーディネーターは実は違いが多い!受験資格から試験内容まで徹底解説

食生活アドバイザーとフードコーディネーターは実は違いが多い!受験資格から試験内容まで徹底解説

人気が高く食全般的に習得できるという共通点のある食生活アドバイザーとフードコーディネーターですが、実は違いもたくさんあります。

何となく似た資格に見えますが、取り方、受験資格、試験内容など様々な角度から比較すると違いが多いことがわかるでしょう。

まずは、以下の比較表をご覧ください。

資格名 食生活アドバイザー フードコーディネーター
認定機関 一般社団法人FLAネットワーク協会 NPO法人日本フードコーディネーター協会
資格内容 すこやかな食生活を送るためのアドバイスができるスペシャリストであることを認める資格 新しい食のブランド、トレンドを創ることができ、「開発」「演出」「運営」のクリエーターであることを認める資格
3級、2級 3級、2級、1級
学習内容 栄養と健康、食文化と食習慣、食品学、衛生管理、食マーケット、社会生活 文化、科学、経済・運営、デザイン・アート
資格の取り方 独学、通信講座で学習し、検定試験を受ける 独学で学習し、検定試験を受ける
※3級は認定校を卒業すると取得できる
受験資格 なし 3級:18歳以上、2級:(1次)3級保有者、(2次)1次合格者、1級:(1次)2級保有者、(2次)1次合格者
試験日 7月と11月 3級:10月、2級:(1次)10月、(2次)8月、1級:(1次)9月、(2次)2月
試験場所 札幌、仙台、さいたま、千葉、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡 3級:東京・横浜・名古屋・大阪・福岡、2級:(1次)東京・名古屋・大阪・福岡、 (2次)東京・大阪、1級:東京
受験料(税込) 3級:5,000円、2級7,500円 3級:11,000円、2級:(1次)11,000円、(2次)14,000円、1級:(1次)12,000円、(2次)16,000円
登録認定料(税込) なし 21,000円
試験内容 3級:マークシート 50問、2級:マークシート42問+記述13問 3級:マークシート、2級(1次)マークシート、(2次)記述、1級:(1次)書類審査、(2次)プレゼンテーション、面接
合格基準 3級:60点以上合格(100点満点)、2級:74点以上合格(123点満点) 非公開
合格率 3級:約65%、2級:約40% 3級:70~80%、2級(1次)80%、(2次)30~60%、1級:(1次)50%(2次)75%
各講座と受講料(税込) ・ユーキャン(通信講座):39,000円
・学校法人産業能率大学総合研究所(通信講座):17,600円(2,3級)、15,400円(3級のみ)
・JMAM通信講座:15,950円(3級)、16,500円(2級)
・合格講座(全国の会場):(3級)12,000円、(2級):18,000円
・3級試験対策講座:15,000円、2級1次試験対策講座15,000円
※オンライン1級の対策講座は新型コロナの影響で中止

このように、項目ごとに比較すると違いがわかりやすくなるでしょう。

それぞれの項目について詳しく説明していきたいと思います。

認定機関、資格内容、級

まずは基本情報として、認定機関、資格内容、級について違いを見ていきましょう。

食生活アドバイザーは家庭や食ビジネスの場で食アドバイスができる専門家

食生活アドバイザーの認定機関である一般社団法人FLAネットワーク協会は、食生活アドバイザー検定に関する事業をメインに「食と生活」に関連したさまざまな事業を展開している団体です。

食生活アドバイザーは、すこやかな食生活を送るためのアドバイスができるスペシャリストであることを認める資格であり、3級と2級に分かれています。

3級は初心者向けの級、2級はややプロ向けの級です。
3級は消費者の立場から食改善を目指すことが目的なので、家庭の食生活をより良いものにしたい方に向いています。
2級はさらに食を提供するプロ目線で食に関する知識を身につけていくので、飲食店はもちろん、保育や介護の現場などでも役立てることができるでしょう。

フードコーディネーターは「開発」「演出」「運営」のクリエ―ター

一方フードコーディネーターの認定機関であるNPO法人日本フードコーディネーター協会は、日本で唯一フードコーディネーター資格認定制度を導入している団体で、多くのフードコーディネーターを輩出、育成している団体です。

フードコーディネーターは、新しい食のブランド、トレンドを創ることができ、「開発」「演出」「運営」のクリエーターであることを認める資格で、3級、2級、1級があります。

食生活アドバイザー同様に、3級は初心者向けで、2級と1級はややプロ向けの内容になりす。

フードコーディネーターは、食の専門家として飲食店の運営や、飲食業界での商品開発など、幅広く活躍できる資格と言えますね。

食生活アドバイザーと同じように、料理教室などフリー活動に役立てることもできるでしょう。

食に関するトータル的な知識を持ち、クリエイティブな仕事をしたい方にピッタリの資格と言えます。

資格の取り方

次に資格の取り方について違いを見ていきましょう。

食生活アドバイザーは独学or通信講座で勉強して試験を受ける

食生活アドバイザーの資格を取るためには、独学か通信講座で試験勉強をして、全国で行われる認定試験を受験することになります。

合格すれば合格証が届き、食生活アドバイザーの資格を取得することができます。

費用をかけずに勉強したい人は独学、サポートを受けながら勉強したい人は通信講座と選択肢があるのが嬉しいですね。

フードコーディネーターは独学で勉強して試験を受けるのがメイン

フードコーディネーターの資格を取るためには、独学で勉強するのが一般的です。

その上で全国で行われる認定試験を受験し、合格すれば資格を取得することができます。

ただし、この時に登録認定料がかかるところが食生活アドバイザーとの違いです。

フードコーディネーターと名乗るためには、登録認定料を支払わないとダメということですね。

また3級に関しては、協会がフードコーディネーターの育成施設として認めた「認定校」(短期大学や専門学校など)を卒業すると、試験を受けなくても取得することができます。

受験資格

次に気になる受験資格について比較したいと思います。

食生活アドバイザーは受験資格なし

食生活アドバイザーは、食育資格の中でも珍しい「受験資格なし」の資格です。

3級も2級も受験資格がないので、いきなり2級から受けることも、3級と2級をダブル受験することも可能です。

どなたでも自由に受験できるという気軽さが嬉しいですね。

一気にまとめて2つの級を目指したいという方におすすめです。

フードコーディネーターは2級以上は条件あり

フードコーディネーターの場合は3級は18歳以上という年齢制限がありますが、それ以外の条件はありません。

しかし、2級以上は上表のように受験資格があります。

2級と1級は、1次試験と2次試験があるのですが、1次試験は一つ下の級を持っていることが条件となり、2次試験は1次試験合格者のみが受けられるということですね。

試験日、試験場所、受験料、登録認定料

次に、試験に関わる情報として試験日、試験場所、受験料、登録認定料についてご説明します。

食生活アドバイザー試験は年に2回全国の試験会場で実施される

食生活アドバイザーの試験は年に2回で7月と11月に行われます。

どちらの級も同じ日で、午前が3級、午後が2級という流れです。

試験会場は上表のように全国14都市となっています。

受験料はフードコーディネーターに比べれるとリーズナブルに感じますね。

フードコーディネーター試験は級ごとに違う

フードコーディネーターの試験は、級ごとに日程、場所、受験料が異なります。

上表のように、3級、2級の1次と2次、1級の1次と2次それぞれの日程が異なります。

ただし、どれも年に1回というところは共通しています。

試験会場は級が上がるにつれて少なくなり、1級は東京会場だけです。

また、フードコーディネーターは受験料が高いですね。食生活アドバイザーと比べると約2倍となっています。

さらに、フードコーディネーターの場合は取得後に「登録認定料」が必要になるので、食生活アドバイザーよりもトータル費用がかなり高くつきますね。

試験内容、合格基準、合格率

次に、実際の試験内容や合格基準、合格率について比較していきましょう。

食生活アドバイザーはマークシートと記述問題

食生活アドバイザーの試験内容は、3級はマークシート問題だけなので難易度は低めです。

合格率を見てもそれほど難しくないことが伺えますね。

2級は記述問題も加わり、合格率もぐんと下がることから難しさが伺えます。

ただし、どちらも合格ラインは6割程度なので、きちんと勉強して臨めばどなたにも合格のチャンスはあるでしょう。

試験対策として学習する内容は以下になります。

科目 3級 2級
①栄養と健康 健康に大切な3本柱「栄養・運動・休養」の視点から、健康について広い視野で捉える方法を学ぶ 基礎知識を踏まえて、トータル的に健康アドバイスをする方法や、現代人の「健康」の意味を学ぶ
②食文化と食生活 食習慣やマナー、テーブルコーディネーションなどを学び、食事を美味しく、楽しいものにするための基礎知識を学ぶ 行事食などの食文化や、食習慣や食事マナー、テーブルコーディネーション、食配膳ルールなど、より専門的な内容学ぶ
③食品学 スーパーやコンビニでの利用術を学び、実生活で賢く買い物すること、安心安全な食材を選ぶ方法を学ぶ 食品の期限表示、食品表示チェック、食品の分類と概要など。環境問題と安全性、残留農薬、遺伝子組み換え食品、有機食品、食品添加物について学ぶ
④衛生管理 食中毒予防対策、衛生管理など、家庭で活かせる衛生管理につい学ぶ 食中毒予防のための衛生管理、ゴミ処理問題、リサイクル問題などの環境問題に関して、食のプロ目線での衛生管理を学ぶ
⑤食マーケット 消費者として知っておきたい小売の形態、流通、物流について学ぶ 「ミールソリューション」「ホームミールリプレースメント」という食業界の実態、食品販売、メニューメーキングなど、食サービスに役立つ知識を学ぶ
⑥社会生活 社会の仕組みを知り、日常生活で活かすための知恵を学ぶ 「ヒト・モノ・カネ・情報」を通して、経済と消費の仕組み、消費者問題、環境問題、IT社会における消費生活まで学ぶ

このように、試験範囲は同じですが、3級は基礎的な知識、2級は応用的なプロ向けの知識を学ぶことがわかります。

フードコーディネーターはプレゼンや面接もあり

フードコーディネーターは、級によって試験内容が大きく異なることが特徴です。

試験内容は、こちらの表をご参考ください。

内容 出題範囲
3級 「文化」「科学」「デザイン・アート」「経済・経営」 「新・フードコーディネーター教本2021」or「新・フードコーディネーター教本2020」、テキスト外からは食に関する一般常識
2級1次 「レストランプロデュース」「商品開発」「食の生産・流通・消費」「ホスピタリティ&ライフサポート」「イベント・メディア」 2級教本の内容を中心に、一部重要な食情報など
2級2次 ①企画書の基礎、②企画書作成のポイント
※②は「レストランプロデュース」「商品開発」「イベント・メディア」3分野より1つ選択し、オンライン講座を受講
①②の受講後課題を提出
3級1次 書類審査「レストランプロデュース」「商品開発」「イベント・メディア」から選択
3級2次 プレゼンテーション、面接

このように、級によって内容が大幅に異なりますね。

3級と2級の1次はマークシート問題のみですが、2級の2次は記述問題となります。しかし「レストランプロデュース」「商品開発」「イベント・メディア」のいずれかを選択することができるので、より的を絞った試験対策ができるでしょう。

1級は1次は書類審査、2次はプレゼンテーションと面接となるので、さらにハードルが高くなりますね。

ただし、合格率は全体的に高めなので、それほど身構える必要はないでしょう。

合格基準は非公開となっているのですが、それほど高くないことが予想されます。

各講座と受講料

最後に比較するのは、試験対策のための講座についてです。

食生活アドバイザーはユーキャンがおすすめ

食生活アドバイザーはユーキャンをはじめ3つの通信講座が認定講座となっています。

特に通信講座大手のユーキャンはわかりやすい教材、充実のサポート体制が完備されているので、初心者の方でも安心して学習できるでしょう。

ユーキャンの内容は、こちらからご覧いただけますので、チェックしてみてくださいね。

さらに直前対策として合格講座も実施されています。

全国の会場に足を運ぶ必要がありますが、合格のためのコツを学べるため合格率がぐんと上がると評判です。

合格講座の詳しい内容は、こちらの記事「食生活アドバイザーをテキストや合格講座で勉強する方法」でお話したいと思いますので、ぜひご覧ください。

フードコーディネーターはオンライン講座が便利

フードコーディネーターの認定通信講座はありませんが、試験対策講座が行われています。

3級と2級はオンラインで気軽に受けられる講座なのでおすすめです。

1級は現在中止となっていますので、今後の最新情報は、日本フードコーディネーター協会の公式サイトをチェックしてくださいね。

日本フードコーディネーター協会の公式サイト

食生活アドバイザーとフードコーディネーターのメリットデメリットから向いている人を検証!

食生活アドバイザーとフードコーディネーターのメリットデメリットから向いている人を検証!

ここまで、食生活アドバイザーとフードコーディネーターの違いを項目別に見てきました。

その違いを踏まえて、2つの資格のメリットデメリット、さらにどんな人に向いている資格なのかまとめたいと思います。

まずは以下の表をご覧ください。

食生活アドバイザー フードコーディネーター
メリット ・幅広い食知識を身につけることができる
・消費者の立場、食のプロの立場を学べる級がある
・独学か通信講座か選ぶことができる
・受験資格がない
・一度に2つの級を受けることができる
・全体的に費用がリーズナブル
・食に関する開発、演出、運営まで幅広く学べる
・クリエイティブな仕事をするための知識を学べる
・オンラインの対策講座がある
・実践的な力をつけられる
デメリット ・合格率が低い
・対策講座は全国の会場に行く必要がある
・通信講座で勉強することができない
・登録認定料がかかる
・2級と1級は1次試験、2次試験がある
・プレゼンや面接試験がある
・1級の試験は東京のみ
向いている人 ・食全般知識を家庭で活かしたい人
・食全般的な知識を職場で活かしたい人
・独学で勉強したい人
・通信講座で勉強したい人
・一度の2つの級にチャレンジしたい人
・できるだけ費用をおさえたい人
・難易度が高い試験に挑戦したい人
・食に関する開発、演出、運営まで学びたい人
・飲食店経営や商品開発に活かしたい人
・オンラインで対策講座を受けたい人
・通信講座は不要な人
・プレゼンや面接が得意な人
・東京会場に行きやすい人

食生活アドバイザーのメリットデメリット

食生活アドバイザーは、食全般的な知識を網羅できるメリットと、家庭向け、プロ向けの級があるという利点があります。

勉強法は独学と通信講座を選べるので、独学で勉強してみて難しい場合は通信講座に切り替えるという方法もありますね。

受験資格なく、一度に2つの級を受けられる自由度もメリットと言えます。

さらに、フードコーディネーターと比べると全体的に費用がリーズナブルであることも魅力でしょう。

デメリットとしては、合格率の高さが上げられます。

2級に関しては半分以上の人が落ちてしまうということで、しっかり試験対策することが求められます。

また、フードコーディネーターは対策講座がオンラインで受講できますが、食生活アドバイザーは全国の会場に行く必要があることもデメリットと言えるでしょう。

このメリットデメリットから、食生活アドバイザーが向いている人は上表のようになります。

このような方は、食生活アドバイザーの取得を検討してみてはいかがでしょうか。

フードコーディネーターのメリットデメリット

フードコーディネーターのメリットは、食に関する開発、演出、運営とプロ向けの知識を身につけられる利点があります。

クリエイティブな仕事をするための資格なので、飲食店経営や商品開発に活かしたい方には大きなメリットと言えますね。

通信講座はありませんが、オンラインで受講できる対策講座があるのは魅力です。

さらに、1級になるとプレゼンテーションの試験もあるため、実践的な力を磨けるメリットもあるでしょう。

ただし、通信講座がない、登録認定料がかかる、2次試験まである、プレゼンや面接がある、1級は東京会場のみと、デメリットも多いですね。

食生活アドバイザーよりも、全体的にハードルが高い資格という印象を受けます。

このメリットデメリットを踏まえて、フードコーディネーターが向いている人は上表のようになるでしょう。

このような方は食生活アドバイザーよりも、フードコーディネーターが向いていると言えますね。

食生活アドバイザーとフードコーディネーターは違いが多いので、あなたに向いている資格を見極めよう

今回は、食全般的な知識を身につけられる2つの人気資格の違いについて解説してきました。

似ている資格と思われがちですが、1つずつ比較してみると違いが多いことがおわかりいただけたと思います。

それぞれメリットデメリットがありますので、あなたにとって魅力が多い資格はどちらなのか見極めることが大事です。

せっかく勉強して取るなら「取得して良かった」「試験勉強を頑張った甲斐があった」という資格を選びたいですよね。

あなにとって食生活アドバイザーとフードコーディネーターどちらが目指すべき資格なのかよく考えて選んでくださいね。