食育資格を取得するためには、教材の存在が大きいですよね。
食育の勉強は専門的な知識も多いため、難しいテキストやわかりにくいテキストだと、スムーズに学習できないでしょう。
反対にわかりやすく学びやすいテキスト本なら、楽しく学ぶことができて、無理せず資格を取得できるはずです。
食育インストラクターを目指す方にとって「食育インストラクターの教材の内容」はとても気になりますよね。
今回の記事では、食育インストラクターの資格取得のための教材をご紹介していきたいと思います。
無理なく学べる工夫が凝らされているので、初心者でも安心して学べるところが特徴です。
また、基礎から専門的な知識まで幅広い食育知識を学べる内容なので、食のプロを目指す方にもためになるテキスト本でしょう。
食育インストラクターの教材の特徴から魅力まで詳しくご紹介していきたいと思います。
テキストの内容がわかれば、「このテキストなら勉強できそう!」と食育インストラクター取得に対して前向きになれるでしょう。
食育インストラクターの教材の内容が知りたい!テキスト本の中身や使い方がわかりにくい
食育インストラクターの資格を取りたいと思っても「本当に勉強できるかな?」と不安になりますよね。
食育資格はただ料理ができれば良いだけの資格ではありません。
栄養学や食品学などの専門的な知識を習得する必要があるので、決して簡単ではありません。
だから、学習パートナーである本の存在はとても大きなもの。
「食育インストラクターの本はスムーズに勉強できるテキストなのか知りたい」と思うでしょう。
でも、食育インストラクターのテキスト本についてわからないことが多いのです。
食育インストラクターの本は使い方がわかりにくい
食育インストラクターは5つもの級に分かれていて、それぞれ学習方法も教材も異なります。
級によって複数のテキストや教材があるため、どんな教材をどんな学習に使うのか、イメージしにくいでしょう。
食育インストラクターの本は中身がわかりにくい
食育インストラクターの本は書店やAmazonなどでは販売されていないため、気軽に中身を見ることはできません。
食育インストラクターを主催するNPO日本食育インストラクター協会の公式サイトから購入するか、認定通信講座を受講しなければ、食育インストラクターの本を手にすることはできないのです。
一般的なテキストや参考書のように販売されているわけではないので、どんな内容のテキストなのか情報が少ないのです。
このように、食育インストラクターの教材は、どの教材をどの学習に使うのかわかりにくいこと、一般的な教材と違って手に入れにくいという難点があります。
この難点をクリアにするために、次の章では、食育インストラクターの資格取得のために使う教材の種類、さらにその中身について解説してきましょう。
食育インストラクターの教材は「通信講座用のテキスト本」「研修会用のテキスト本」がある
食育インストラクターは級によって複数の教材があるため、どんなテキスト本をどんな学習に使うのかわかりにくいですよね。
食育インストラクターの教材は大きく2つの分けて考えることができます。
「通信講座で使うテキスト本」と「研修会で使うテキスト本」です。
食育インストラクターは5つの級に分かれている
この2つのタイプの教材について解説する前に、食育インストラクターの級について理解しておく必要がありますのでご説明しますね。
食育インストラクターには、初心者向けのプライマリー、プロ向けの4~1級の5つの級があります。
プライマリーと4~1級で、資格の取り方が大きく異なるのが特徴です。
プライマリーは協会の認定講座「がくぶん」の通信講座を受講し、課題を提出して合格点が取れれば資格を取ることができます。
4~1級の場合は、全国にある協会の推進校に通うか、研修会に参加して、食育授業、調理実習などを受けた上で、試験を受けることになるのです。
まずは、このシステムを理解しておいてくださいね。
この5つの級の詳しい内容を知りたい方は、こちらの記事「食育インストラクターに5つの級の違いについて徹底解説」をぜひご覧ください。
プライマリーは通信講座で勉強すること、4級以上は推進校か研修会に参加して勉強することが条件であることがおわかりいただけたと思います。
食育インストラクターの教材とは、この通信講座で使うテキストがメインになります。
食育の基礎から応用まで網羅した5冊のテキスト本とサブテキスト1冊です。
もう1つの教材が研修会で使うテキストで、協会オリジナル食育テキスト「食育の基本(改訂版)」という本です。
この本は、1、2級の受講者はサブテキストとして、3級受講者は研修会テキストとして使います。
なお、1、2級の研修会テキストは、研修会に申し込むと送付されてくるため、内容は公表されていません。
また、推進校での授業や実習はその学校によって異なるため、テキストもそれに応じて異なることが予想されます。
この記事では、「通信講座で使う教材」「研修会で使う教材」について解説していきたいと思います。
次の章では、それぞれの教材の特徴と中身についてご説明していきましょう。
通信講座で使う教材の特徴とは?わかりやすさを追求した独学に最適な本!
食育インストラクターのプライマリーを取得するためには、協会認定通信講座である「がくぶん」の食育インストラクター養成講座を受ける必要があります。
この講座で利用する教材は5冊のテキストと1冊のサブテキストです。
テキスト代は通信講座の受講料に含まれているので、別途購入する必要はありません。
プライマリーを取得した後、4級以上の級を目指す時にも役立つテキストとなっています。
テキストの特徴と内容について見ていきましょう。
テキスト本の特徴
メインテキスト5冊は、食育の三本柱である「選食能力を養う」「食事作法を身につける」「地球の食を考える」の知識を学ぶ内容になっています。
サブテキストは、ハンディ―タイプの食育レシピ集です。
わかりやすさにこだわったメインテキスト
メインテキストは自宅で学習することを前提に作られている通信講座用のテキストなので、一人でもスムーズに学習できるようにわかりやすさを追求した内容になっています。
かわいい手書き風のイラストやきれいな写真が多いので、初学者でも抵抗を感じにくいはずです。
また、やや難しい内容については、イメージしやすいように生活の中でのワンシーンとして説明するなどの工夫があり、「これならわかりやすい!」と納得できる内容が満載です。
別枠にちょっとしたコラムも載っているので、楽しみながら読み進めていけるでしょう。
実践しやすい工夫が凝らされているメインテキスト
メインテキストは自宅で学習する教材だからこそ、実践できる内容にもこだわっています。
すぐにスーパーの買い物で活用できる「食材の旬の一覧表」や、すぐに子供に教えられる「箸の正しい使い方」などが盛り込まれています。
ただ知識を学んでいくだけだと飽きてしまいますよね。
このテキストなら実践しながら学んでいけるので、飽きずにどんどん進められるでしょう。
使える情報満載のサブテキスト
サブテキストは持ち運ぶことを想定したハンディタイプの本です。
旬の食材選びや調理の基礎から、様々なジャンルのレシピが満載なので、受講期間が終わってからも使える情報がたっぷり入ったサブテキストとなっています。
テキスト本の内容
次に、具体的なテキストの内容を見ていきましょう。
メインはテキスト1~5、サブテキストは1冊です。
テキスト1
食育の基礎知識を学習する教材です。
食育インストラクターの役割について学ぶ内容です。
食育インストラクターの入門編と言える本ですね。
テキスト2
食材について学習する教材です。
野菜、穀類などの知識を習得するために、栄養素や食べ方について学びます。保存法など実生活に役立てられる情報も習得できます。
食育の3本柱の1つである「選食能力を養う」の基礎知識を学ぶ本ですね。
テキスト3
さらに食材の知識を深めるための教材です。
肉類、加工食品などの知識を習得するために、食品の見分け方を学びます。
食品選びで最も重要な「安心」を学べる本ですね。
テキスト4
食の習慣、マナー、そして健康について学習する教材です。
食習慣の基礎、食文化など、幅広い食育知識を身につけていく内容です。
食育の3本柱の1つ「食事作法を身につける」を学ぶ本ですね。
テキスト5
地球にやさしい食生活の実践法を学ぶ教材です。
食育の3本柱の1つ「地球の食を考える」を学ぶ本ですね。
食べ物は自然の恵みであることなど、子供に伝えたい食育知識を学べる内容です。
サブテキスト
サブテキストは、食育レシピ集です。
出汁の取り方、魚の捌き方などの和食の基本から、家庭ですぐに作れる和洋中のレシピがまとめられています。
食材の旬や選び方、調理の基礎なども書かれているので、受講後も長く使えるハンドブックです。
テキスト本の使い方
ここまで、通信講座で使う5冊のテキストとサブテキストの特徴、内容をお伝えしてきました。
食育インストラクターを取るためには、どんな教材で勉強するのか、イメージが湧いてきましたか?
でも「通信講座を受けたことがないから、何から手をつけていいかわからない…」という方もいるでしょう。
せっかくのテキストが無駄にならないような使い方をお伝えしておきたいと思います。
通信講座のメインテキスト5つは、以下の5ステップで活用していきましょう。
ステップ1:テキストを読んで理解する
まずテキストを読み、内容を理解していきましょう。
ステップ2:課題を解き、提出する
1冊読み終わり、内容を理解できたら課題を解き、提出します。
5冊それぞれ終わった度に課題を提出する必要があります。
ステップ3:添削された内容を確認する
提出後、2週間ほどで課題が添削されて戻ってきます。
食育の専任講師が丁寧に手書きで添削するため、2週間ほどの時間がかかるシステムになっています。
添削内容をしっかり確認しましょう。
ステップ4:間違えて部分をテキストで再確認する
添削内容は、確認して終わりではなく、間違えた部分があれば、その部分をテキストで確認し正しい内容を確認しましょう。
ステップ5:わかりにくい場合はDVD教材を活用する
テキストだけで理解が難しい場合は、DVD教材を活用すると良いでしょう。
DVD教材が3巻あるのですが、わかりやすいドラマ仕立ての内容になっていて、学習全体を把握しやくなっています。
テキストと合わせることで、理解しやすくなるでしょう。
このような流れで学習すれば、スムーズに学習できるはずです。この通信講座の標準的な学習期間は3~6ヵ月とされています。
1ヵ月テキスト1冊ほどのペースで進めると良いですね。
ただし、6ヵ月で学習が終わらない場合は、さらに無料で6ヵ月追加することもできますので、無理のないペースで進めてくださいね。
研修会で使う教材の特徴とは?初心者に向けた食育の教科書!
次にご紹介する食育インストラクターの本は、4級以上の研修会で使う教材です。
NPO日本食育インストラクター協会制作・発行の「食育の基本」という本です。
テキスト本の特徴
この本は、資格取得のための研修会の中で使われることが多い本なのですが、研修会に参加しなくても購入することができます。
購入方法が少し複雑なのでご説明しておきますね。
NPO日本食育インストラクター協会の公式サイトに記載のメールアドレスに「食育の基本注文」という件名でメールを送って注文します。
書店やAmazonなどで購入することはできませんのでご注意ください。
送料込みで1,470円(税込)です。
テキスト本の内容
この教材は、食育をはじめて学ぶ人に向けた食育の教科書です。
食育の3本柱「選食能力を養う」「食事作法を身につける」「地球の食を考える」を中心に、食育の基本がわかりやすくまとめられています。
役立つコラムなども盛り込まれているので、スムーズに読み進められるでしょう。
こちらの教材は、通信講座のテキストとは違い、単独で購入することが可能です。
食育インストラクターの通信講座を受講するのは迷っているけど、本だけ見てみたいという方は、購入してみても良いですね。
食育インストラクターの教材はわかりやすいテキスト本が魅力
今回は、食育インストラクターの教材についてご紹介してきました。
初心者向けのプライマリーを取得するためには通信講座で学習する必要があるのですが、この時利用するのが、メインテキスト5冊になります。
これが食育インストラクターのメインのテキストですね。
さらに、研修会で利用する「食育の基本」という本は、協会が発行する本なので、食育の教科書と言える内容です。こちらの本は単独で購入することもできるので、気になる方は購入してみるのも良いでしょう。
通信講座のテキストは単独で購入することはできません。気になる方は、通信講座「がくぶん」から無料請求ができますので、利用してみてはいかがでしょうか。