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食育インストラクターの正式名称は全国調理師養成施設協会で国家資格?資格内容をわかりやすく解説します!

食育インストラクターの正式名称は全国調理師養成施設協会で国家資格?資格内容をわかりやすく解説します!

食育の大切さが叫ばれるようになる中、食育インストラクターの資格に注目が集まっています。

食育の第一人者である服部幸應先生が手掛ける食育資格ということで、数ある食育資格の中でも一線を画す存在です。

しかし、いざこの資格を目指そうと調べてみると、全国調理師養成施設協会の食育インストラクターと、NPO日本食育インストラクターの食育インストラクターがあるため「正式名称はどっち?」と思われる方は多いでしょう。

さらに、「この資格は国家資格なの?」という疑問もありますよね。

結論から申し上げますと、食育インストラクターは主催する団体は「全国調理師養成施設協会」と「NPO日本食育インストラクター協会」の2団体あるため、どちらの資格も正式名称は「食育インストラクター」です。

また、どちらの資格も民間団体が主催しているので国家資格ではありません。

今回の記事では、このような全国調理師養成施設協会の食育インストラクターのわかりにくい部分を解消しながら詳しくご紹介したいと思います。

目次

食育インストラクターの正式名称は?全国調理師養成施設協会とNPO日本食育インストラクターのどっちが正解?

食育インストラクターの正式名称は?全国調理師養成施設協会とNPO日本食育インストラクターのどっちが正解?

食育インストラクターには、実は2つの種類があります。

全国調理師養成施設協会が主催する食育インストラクターと、NPO日本食育インストラクター協会が主催する食育インストラクターがあるのです。

NPO日本食育インストラクターは、さらに5つの級に分かれているので複雑。

「食育インストラクターの正式名称はどれなの?」と迷ってしまいますよね。

食育インストラクターは資格の種類が多いだけでなく、種類ごとに資格内容が複雑という難点もあります。

通信講座を受講しただけで取れる場合もあれば、調理師学校に通わないととれない場合もあるので、さらにわかりにくいです。

全国調理師養成施設協会の食育インストラクターは国家資格?調理師などの国家資格とは違うの?

全国調理師養成施設協会の食育インストラクターと食育に関する国家資格との違い

また、全国調理師養成施設協会の食育インストラクターは、調理師などの国家資格とも混合しやすい資格です。

全国調理師養成施設協会は、国家資格である調理師の育成を通して、人々の食の生活の向上などに貢献することを目的としています。

食育インストラクターは実際は民間資格ですが、この協会が主催することから、国家資格だと思われがちです。

このように、全国調理師養成施設協会のNPO日本食育インストラクター協会の資格や国家資格と混同しやすく、わかりにくい食育資格なのです。

全国調理師養成施設協会の食育インストラクターを取りたいと思っても、他の種類の食育インストラクターや国家資格の違いがわからないと「本当にこの資格で大丈夫?」と心配になりますよね。

次の章では、このような問題をスッキリ解決するために、全国調理師養成施設協会の食育インストラクターとは?他の資格との違いは?などの疑問について考えていきたいと思います。

全国調理師養成施設協会の資格もNPO日本食育インストラクター協会の資格も「食育インストラクター」が正式名称

全国調理師養成施設協会の資格もNPO日本食育インストラクター協会の資格も「食育インストラクター」が正式名称

全国調理師養成施設協会の食育インストラクターは、NPO日本食育インストラクターとの違いがわかりにくいため、「どっちが正式名称?どっちが本当の食育インストラター資格なの?」と思われがちです。

しかし、この2つの団体が主催する「食育インストラクター」はどちらも正式名称になります。

主催する団体や受験資格などは異なりますが、どちらも食育資格の一つなのです。

全国調理師養成施設協会の日本食育インストラクターとNPO食育インストラクター協会の食育インストラクターの違い

全国調理師養成施設協会の日本食育インストラクターとNPO食育インストラクター協会の食育インストラクターの違い

全国調理師育成施設協会とNPO日本食育インストラクター協会のちょっと複雑な問題を解消させるために、それぞれの団体の違い、受験内容の違いについてご説明したいと思います。

主催する団体の違いは?「調理師育成」と「食育指導者育成」

2つの食育インストラクターの資格は、それぞれ主催する団体が異なりますが、いまいちどんな違いがあるのかわかりにくいですよね。

まずは2つの団体についてご説明しましょう。

全国調理師養成施設協会は服部幸應先生が会長を努める調理師育成のための団体

まずは、全国調理師養成施設協会とはどんな団体なのかご説明しましょう。

この団体は、「調理師は美味しい食事を提供するだけでなく、食文化の継承、食育の実践などの重要な役割も果たしている」と考えています。

美味しい料理が作れるだけでなく、食育などの知識を持つことが求められるということですね。

そのような優秀な調理師を育成することで、人々の食生活や健康、食の安全などに貢献することが、この団体の目的です。

調理師学校(=調理師養成施設)の管理や運営の指導、食生活の改善等のための研究、食育の普及など多岐にわたる活動をしています。

全国調理師養成施設協会の会長は、食育の第一人者として数多くの公的な要職にも就いている服部幸應先生です。

NPO日本食育インストラクターは服部幸應先生が理事長を努める食育を広めるための団体

次に、NPO日本食育インストラクターとはどんな団体なのか見ていきましょう。

この団体の目的、食育基本法に基づき、食育によって心身ともに豊かな人間性を育めるような食育指導に貢献できる「食育インストラクター」を育成することです。

「保健、医薬や福祉の増進」や「社会教育の推進活動」を行う団体を援助する活動をしています。

この団体の理事長を努めるのは、全国調理師養成施設協会の会長も努める服部幸應先生です。

 

このように、どちらも食育の第一人者服部幸應先生が関わる団体という共通点があります。

ただし、全国調理師養成施設協会は「食育知識のある調理師」を育成する団体、NPO日本食育インストラクター協会は「食育知識のある専門家」を育成する団体という点が違いますね。

受験資格の違いは?「調理師学校通学」と「通信講座、推進校通学、研修会参加」

2つの食育インストラクターの資格は、それぞれ受験資格が異なります。

これを知ることで、全国調理師育成施設協会の資格についてより理解が深まるでしょう。

それぞれの受験資格をご説明したいと思います。

全国調理師育成施設協会の食育インストラクターの受験資格は調理師学校に通うこと

全国調理師育成施設協会の食育インストラクターの資格試験を受験するためには、全国の調理師学校(=調理師育成施設)の在学生、もしくは卒業生であることが条件になります。

受験する際には、在学中の(もしくは卒業した)調理師学校に受験する旨を申し出て、その受験申請の手続きをする必要があります。

個人で受験するとはできないということですね。

NPO日本食育インストラクター協会の食育インストラクターの受験資格は「通信講座」「推進校」「研修会」

NPO日本食育インストラクター協会の食育インストラクターの資格試験を受験するためには、3つの方法があります。

この団体主催の資格は、初心者向けのプライマリー、プロ向けの4~1級の5段階になっているため、受験資格も級ごと異なるのです。

この級の詳しい違いはここでお話すると長くなってしまいますので、ぜひこちらの記事「食育インストラクターの5つの級の違いについて徹底解説!」をご覧ください。

ここでは大まかな受験資格をご説明したいと思います。

初心者向けのプライマリーは協会が認定する通信講座「がくぶん」を受講することが受験資格になります。

4~1級は、全国にある協会の推進校(=料理学校など)に通学すること、もしくは協会が開催する研修会に参加して勉強することが受験資格となります。

このように、全国調理師育成施設協会の場合は、調理師学校に通っている人だけが受けられる食育資格ということで、民間資格でありながらハードルが高いですね。

NPO日本食育インストラクター協会のほうが、選択肢があるので気軽に挑戦できる資格と言えます。

学習内容の違いは?「食育指導者のための学習」「初心者から食育指導者までの学習」

それぞれの食育インストラクターの資格を取ることで、どのような知識を身につけるのでしょうか。

資格を取る上で学習内容はとても重要ですよね。

資格を取得するために、どんな学習をするのか見ておきたいと思います。

全国調理師育成施設協会の食育インストラクターは「食育の指導者になるための学習」

全国調理師育成施設協会の食育インストラクターは、食育指導もできる質の高い調理師になることが目的です。

そのため「食育を普及するための基礎知識」をメインに学習することになります。

NPO日本食育インストラクター協会の食育インストラクターは「基礎から指導者までを網羅した学習」

NPO日本食育インストラクター協会の食育インストラクターは、以下のように級によって学ぶことが異なります。

  • 1級:食育の専門知識を持ち普及活動する方法を学ぶ
  • 2級:食育の基礎知識をわかりやすく伝える方法を学ぶ
  • 3級:食育の重要性の理解、料理技術の向上、家庭での食育の実践を学ぶ
  • 4級:食育の基礎知識、家庭料理の基礎技術を学ぶ
  • プライマリー:食育の基礎知識を学ぶ

このように、この級のゴールである1級は、全国調理師育成施設協会と同じようなことを学びます。

しかし、プライマリーは食の知識がなくても食育の基礎を学べる内容です。

初心者向けの基礎から指導者まで幅広い学習を提供しているところが特徴ですね。

受験方法の違いは?「調理師学校」「自宅受験から推進校での受験まで」

2つの食育インストラクターの資格は、受験資格も学習内容も異なりますが、受験方法も大きく異なるので注意が必要です。

それぞれの受験方法をご説明しましょう。

全国調理師育成施設協会の食育インストラクターは調理師学校で受験する

上の章でもお伝えした通り、全国調理師育成施設協会の資格の場合は、在学中もしくは卒業した調理師学校に申請する必要があり、その調理師学校で受験することになります。

受験は年に数回だけ実施されます。

2021年度を例にすると、2021年8月28日、2022年1月15日の2回です。

年に2回だけなので、必ず日程を合わせること、その日に向けて計画的に試験対策する必要がありますね。

NPO日本食育インストラクター協会の食育インストラクターは自宅受験から推進校での受験まで

NPO日本食育インストラクター協会の場合は、級によって受験方法が違います。

プライマリーは特別な試験はなく課題を提出する「在宅受験」のスタイルです。

4級以上になると、推進校や東京会場で試験を受けることになり、基本的に年に1回実施されています。

推進校によっては年に2回実施している場合もありますので、詳しくはNPO日本食育インストラクター協会の推進校一覧から確認してくださいね。

プライマリーの場合は在宅でテキストを見ながら問題が解けるので難しくはないでしょう。

4級以上になると推進校で受験することになるので少しハードルが高くなります。

このように、受験方法は大きく違うのです。

全国調理師養成施設協会、NPO日本食育インストラクター協会の4級以上は、国家資格の受験や、大学受験のような緊張感がありますね。

初心者向けのプリマリー在宅受験なので気軽にチャレンジできるでしょう。

全国調理師養成施設協会とNPO食育日本インストラクター協会の食育インストラクターの違いまとめ

ここまで、全国調理師養成施設協会とNPO日本食育インストラクター、それぞれが主催する「食育インストラクター」資格の違いについてお伝えしてきました。

まとめると以下になります。

認定機関 全国調理師育成施設協会 NPO日本食育インストラクター協会
認定機関の特徴 調理師育成のための団体 食育を広めるための団体
受験資格 調理師学校への通学 通信講座、推進校通学、研修会参加
学習内容 食育指導者になるための学習 食育の基礎から食育指導者になるための学習まで
受験方法 調理学校にて受験 在宅受験、推進校にて受験

混合されやすい2つの食育インストラクターですが、このようにポイントをおさえて比較してみると違いがわかりますね。

調理師を目指しながら食育資格をマスターし食育指導できるようになりたい方は、全国調理師育成施設協会の資格を検討すると良いでしょう。

もっと気軽に初心者向けの資格を取得したいなら、NPO日本食育インストラクター協会の資格からはじめてみると良いですね。

全国調理師養成施設協会の食育インストラクターと食育に関する国家資格との違い

全国調理師養成施設協会の食育インストラクターは国家資格?調理師などの国家資格とは違うの?

ここまで、2つの食育インストラクターの資格を比較しながら、全国調理師養成施設協会の食育インストラクターについてご説明してきました。

どんな資格なのか理解が深まってきたでしょうか。

次に考えたいのが、国家資格との違いです。

全国調理師養成施設協会は、調理師学校で勉強する食育資格なので国家資格と混合しやすいのですが、国家資格ではありません。

これを間違えないように、国家資格と食育インストラクターの違いについてご説明しましょう。

国家資格は法律で規定されている資格

国家資格は、国の法律で規定されていて、国が一定水準以上の知識、技術を持つ人であることを認めるものです。

NPO日本食育インストラクター協会が、食育に関する国家資格としている資格は以下になります。

  • 管理栄養士
  • 栄養士
  • 専門調理師
  • 調理技能士
  • 調理師
  • 家庭科教諭
  • 医師
  • 歯科医師
  • 看護師
  • 介護福祉士
  • 保育士
  • 保育ママ
  • 歯科衛生士
  • 製菓衛生師
  • 獣医師
  • 薬剤師
  • 小中学校教諭

このように、食育に関わる国家資格は、医師から小学校教諭まで多岐にわたることがわかりますね。

だから、食育インストラクターもこの中に含まれると思われてしまうのかもしれません。

民間資格は民間団体や企業が規定を設けている資格

国家資格は、民間団体や企業が独自の基準により認定するものです。

2つの食育インストラクターはどちらも民間団体が主催する資格なので、内容の専門性に関係なく民間食育資格ということになるのです。

食育に関わるは非常に多く、野菜ソムリエや、介護食アドバイザーのような専門的な食育資格を加えると、100種類以上もあります。

食育インストラクターのような食育全般的な資格は特にたくさんあります。

特に評判の良い資格を具体的に挙げてみましょう。

  • 食生活アドバイザー
  • 食育アドバイザー
  • 食育健康アドバイザー
  • 食育実践プランナー
  • 食育メニュープランナー

このような人気の食育資格についてもっと知りたい方は、こちらの記事「人気の食育資格をランキング形式でご紹介!」もチェックしてみてくださいね。

全国調理師養成施設協会の食育インストラクターは正式名称!国家資格やNPO日本食育インストラクター協会とは違うので注意が必要

今回は、全国調理師養成施設協会が主催する食育インストラクターについてご紹介してきました。

NPO日本食育インストラクター協会が主催する食育インストラクターもあるため、正式名称を混合しがちですが、どちらも正式名称です。

さらに、国家資格と思われることも多いですが、民間資格であり国家資格ではありません。

今回ご紹介してきたように、調理師学校に通う調理師を目指す方が取得することを目的とした資格です。

受験資格や受験内容をよく考慮して、本当に取得したいかどうか検討してみてくださいね。

もっと気軽に食育の資格が取りたいという方は、NPO日本食育インストラクター協会が主催する食育インストラクターもおすすめです。