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食育インストラクターの費用はいくらかかる?5つの級の費用を徹底解説!

食育インストラクターの費用はいくらかかる?5つの級の費用を徹底解説!

食育インストラクターは、食育の第一人者で料理研究家の服部幸應先生が手掛ける本格的な食育資格です。

初心者向けからプロ向けまで幅広い級が用意されていることも特徴です。

数ある食育資格の中でも人気の高い本格的な食育資格となっています。

質の高い食育資格ということで気になるのが「いくら費用がかかるか」ですよね。

資格を取得するためには、勉強する費用や試験費用など意外とお金がかかるもの。

しかも民間資格の費用はピンからキリまであるので、非常に気になるところです。

食育インストラクターを取るためにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

今回は、食育インストラクターの資格を取得するためにかかる様々な費用について詳しく解説していきたいと思います。

費用の問題がクリアになると、「これくらいの予算なら頑張れそう!」と資格取得に前向きになれるでしょう。

食育インストラクターの費用はとてもわかりにくい

食育インストラクターの費用はいくら?5つの級をまとめて解説

食育インストラクターになりたいと思って取得方法を調べてみると「複雑でよくわからない…」と思って断念してしまう方もいるでしょう。

特にわかりにくいのは資格取得にかかる費用です。でも、費用は最も気になることなので、しっかり把握しておきたいですよね。

そのために、どうしてわかりにくいのか?その理由をハッキリさせておきましょう。

さまざまな費用がかかるからわかりにくい

民間の食育資格はいくつもありますが、受講料は安くても試験料が高かったり、試験料は安くても申請にかかる費用が高い場合もあるため混乱してしまいます。

食育インストラクターも「資格取得料」とまとめて費用が設定されているわけではなく、受講料や試験料がバラバラに設定されているのでわかりにくいのです。

5段階の級があるから費用がわかりにくい

1つの級しかない食育資格もありますが、食育インストラクターは初心者向けのプライマリー、プロ向けの4~1級と5段階の級があります。

級ごとにかかる費用が大幅に違うため、プライマリーは安く取得できたけど4級は高い…などということもあるのです。

さまざまな取得方法があるから費用がわかりにくい

食育インストラクターの特徴は、さまざまな取得方法があることです。

同じ級でも、料理学校に通うケースと1回だけの研修会に参加する場合もあります。

選択肢が多いのは嬉しいですが、それぞれの費用を比較するのが面倒ですね。

 

このように、食育インストラクターは最も気になることである「費用」が複雑でわかりにくいのです。

しっかり把握せずに申し込んでみたら「予想以上に費用が高かった…」という失敗はしたくないですよね。

この3つの「わかりにくさ」を解消しながら、食育インストラクターにかかる費用をハッキリさせていきたいと思います。

食育インストラクターの資格の5つの資格内容とは?費用を知るために各級を把握しておこう

食育インストラクターの資格の5つの資格内容とは?費用を知るために各級を把握しておこう

食育インストラクターの費用について解説していく前に、そもそも食育インストラクターの級はどのような内容なのか確認しておきましょう。

それぞれの級の内容がわからないと、資格費用が「高いのか」「安いのか」も判断できないですよね。

食育インストラクターは初心者向けの級からプライマリー→4級→3級→2級→1級と5段階に分かれているのが特徴です。

各級の内容を見てみましょう。

1級

食育全般的な知識と「料理、栄養、健康、衛生」などの専門知識を持つこと。そしてその知識を普及できることを認める級です。

1級を取得できれば、食育の指導者のプロとして活躍できるでしょう。

2級

食育の基礎知識をわかりやすく伝えられることを証明する資格。

食育の幅広い知識を持っていること。基本的な食育知識をわかりやすく指導できることを認める級です。

1級ほどではありませんが、食育のプロとして指導する立場になれるでしょう。

3級

食育の重要性の理解、料理技術の向上、家庭での食育実践ができることを証明する資格。

食育の重要性を理解すること、料理技術を向上させられることを認める級です。

さらに、家庭で食育を実践できることも資格取得の条件になります。

3級になると、知識と実践力があるだけでなく、周りの人に伝えられる力も求められるようになります。

2級、1級のプロの指導者になるための準備的な級と言えますね。

4級

食育の基礎知識、家庭料理の基礎技術を持つことを証明する資格プライマリーより、やや実践的なことが求められる級です。

食育の基本知識を備えた上で、家庭料理の技術を取得し、そのスキルを実生活で活かせることを認める級です。

プライマリーは、知識を持つことを目的としていますが、この級から実践力も求められるようになります。

プライマリー

食育の3本柱である「選食能力を養う」「食のマナーを身につける」「地球の食を考える」に関する基礎知識を身につけたことを認める級です。

このように、一口の食育インストラクターと言っても、級によって内容は大きく異なります。このことを把握した上で、費用を比較してくださいね。

各級の取得方法や受験資格などは、ここでお話すると長くなってしまいますので、こちらの記事「食育インストラクターの取り方は受験資格を徹底解説!」で詳しく解説したいと思います。

ぜひ合わせてご覧ください。

食育インストラクターの費用はいくら?5つの級をまとめて解説

食育インストラクターの費用はとてもわかりにくい

食育インストラクターは5つの級に分かれていること、初心者からプロの指導者になれるまでを網羅していることをご説明してきました。

ここからは5つの級の費用を詳しく見ていきたいと思います。

食育インストラクターの費用がわかりにくい理由は「さまざま費用があるからわかりにくい」「5段階の級があるから費用がわかりにくい」「さまざまな取得方法があるからわかりにくい」であるとご説明しました。

この問題をクリアにしながら、それぞれの級の費用をまとめてご紹介します。

まずは、食育インストラクターの費用の表をご覧ください。

取得資格 取得要件 費用
1級 2級取得者 資格取得研修会(12単位) 25,000円(13,000円)
活動報告+食育レシピ提案+筆記試験(80点以上) 11,000円
申請料 27,500円(16,500円)
栄養教諭 資格取得研修会(12単位) 25,000円(13,000円)
食育レシピ提案+筆記試験(80点以上) 11,000円
申請料 27,500円(16,500円)
2級 一般社団法人全国料理学校協会「准教師(助教員)」以上取得者 資格取得研修会(12単位) 25,000円(13,000円)
筆記試験(70点以上) 5,500円
申請料 14,300円(8,800円)
3級取得者で推進校に通学 推進校にて調理実習(40単位)受講 推進校の規定による
2級資格取得研修会(12単位)受講 25,000円(13,000円)
筆記試験(70点以上) 5,500円
申請料 14,300円(8,800円)
3級取得者で推進校に未通学 2級資格取得研修会(12単位)受講 25,000円(13,000円)
筆記試験(70点以上)+調理実技筆記試験(80点以上) 11,000円
申請料 14,300円(8,800円)
プライマリー + 食育に関する国家資格取得者 2級資格取得研修会(12単位)受講 25,000円(13,000円)
筆記試験(70点以上) 5,500円
申請料 14,300円(8,800円)
3級 推進校にて調理実習(20単位)受講 推進校の規定による
推進校にて食育授業(6単位)or3級資格取得研修会受講 10,000円
筆記試験(60点以上) 5,500円
申請料 6,600円
食育に関する国家資格等取得者で推進校に未通学 3級資格取得研修会受講 10,000円
筆記試験(60点以上) 5,500円
申請料 6,600円
プライマリー取得者で推進校通学 推進校にて調理実習(20単位)受講 推進校の規定による
申請料 6,600円
プライマリー取得者で推進校未通学 調理実技筆記試験(80点以上) 5,500円
申請料 6,600円
4級取得者で推進校に通学 推進校にて調理実習(20単位)受講 推進校の規定による
推進校にて食育授業(6単位)or3級資格取得研修会受講 10,000円
筆記試験(60点以上) 5,500円
申請料 6,600円
4級取得者で推進校に未通学 3級資格取得研修会受講 10,000円
筆記試験(60点以上)+調理実技筆記試験(80点以上) 11,000円
申請料 6,600円
4級 推進校に通学 推進校にて調理実習(6単位)+食育授業(6単位)受講 推進校の規定による
筆記試験(60点以上) 2,200円
申請料 6,600円
研修会に参加 4級資格取得研修会受講 未定※
筆記試験(60点以上)+調理実技筆記試験(80点以上) 未定※
申請料 6,600円
通信講座受講 通信講座受講料 39,900円
申請料 6,600円

費用は全て税込価格です。

( )内の金額は「NPO日本食育インストラクター協会」の会員価格となっています。

協会の会員になっていると、1、2級の研修会の受講料と試験料がぐんと安くなるなるのです。

協会会員になるためには、以下のように入会金や年会費がかかりますが、1級も2級も受験する場合は十分もとが取れますので、検討してみても良いですね。

会員の種類 入会金 年会費 会員資格
運営推進会員 10,000円 30,000円 会の運営推進のために入会した個人及び団体。総会にて議決権を有する
一般会員 5,000円 3,000円 食育インストラクターを志す個人。総会にて議決権を有しない
賛助会員 30,000円 100,000円 協会の目的に賛同し事業を賛助するために入会した個人及び団体。総会にて議決権を有しない

資格取得にかかる費用は「受講料」「試験料」「申請料」をチェックする

食育インストラクターの費用がわかりにくいのは、さまざまな費用がかかるからでしょう。

この資格の費用をチェックするためには、上表のように「受講料」「試験料」「申請料」の3つをおさえて確認するようにしましょう。

この3つの費用の総額を把握しておけば、「受講料は安いと思ったけど、後から高い試験料がかかった…」などの失敗がなくなりますね。

受講料

プライマリーは通信講座「がくぶん」を受講することが必須条件なので、上表にあるように金額は決まっています。

この金額は他の食育資格と比べても平均的な金額です。

しかし、それ以外の級は「推進校に通う」「研修会に参加する」など取り方によって金額が異なります。

試験料

試験料は、1、2級は同じ費用ですが、それ以外は級ごとに異なります。上表を見ていただくと、基本的に級が上がるごとに金額も上がることがわかるでしょう。

これは他の資格でも言えることなので、特別なことではありません。
金額も一般的な資格取得の試験料と言えます。

申請料

他の資格の場合にも申請料がかかるのが一般的です。

この費用も級が上がるにつれて高くなるので要注意。

受講料と試験料だけを見がちですが、申請料の費用も考慮しておきましょう。

特に1、2級になるとぐんと金額が上がりますので把握しておきたいですね。

資格取得にかかる費用は級ごとにチェックする

食育インストラクターは5段階の級があるので費用がわかりにくいという問題があります。

初心者からプロの指導者になれる級まで網羅されているのは良いことなのですが、級ごとに金額が異なるため複雑に感じてしまいます。

これを解消するためには、上表にあるように、級ごとに分けて考えてみると少し分かりやすくなるでしょう。

特にチェックしていただきたいのが、プライマリーと4級です。

上の級を目指す場合、3級を受けるためには、プライマリーか4級を持っていることが条件となります。

プライマリーの通信講座の受講料よりも4級の推進校の受講料のほうが安ければ、プライマリーではなく4級からスタートしたほうが、費用の面ではお得になりますね。

資格取得にかかる費用は取得要件ごとにチェックする

食育インストラクターはさまざまな取得方法があるので、さらに費用がわかりにくいという問題があります。

これを解消するためには、上表のように、資格資格1つ1つの費用を明確にしておく必要があります。

どの取り方ならリーズナブルに取得できるのか一目でわかるでしょう。

例えばプライマリー取得者が3級を目指す場合、「プライマリー取得者で推進校に通学する場合は調理実習(20単位)受講」が取得要件ですが、「プライマリー取得者でも推進校に通わない場合は調理実技筆記試験(80点以上)」という取得要件もあります。

推進校での受講料を節約したいなら、学校へ通わず、その代わり筆記試験で高得点を取れれば良いことになりますね。

 

ここまで、食育インストラクター取得にかかる費用をまとめた表を見ながら、それぞれの費用についてお伝えしてきました。

「受講用」「受験料」「更新料」を比べること、級ごと、取得要件ごとに分けてチェックすることで、わかりにくい食育インストラクターの費用がわかりやすくなるはずです。

推進校の費用を比較しておく

食育インストラクターの費用を知る上で、一つ難点があるのでお伝えしておきましょう。

それは、推進校に通学する場合の費用が一律ではないということです。

推進校とは、NPO日本食育インストラクター協会が食育インストラクターを養成できると認めた学校で、全国に約200校もあります。

全国にたくさんの学校があるのは便利なのですが、大きな料理学校から小さな料理教室まで様々なタイプの推進校があるため、費用はバラバラなのです。

そのため、上表にあるように3級、4級を目指して推進校に通う場合には、いくらかかるかハッキリわかりません。

明確な費用を知るためには、推進校に直接問い合わせをして聞いてみる必要があります。

3、4級取得に向けて推進校に通いたいと思っている方は、立地的に通いやすい推進校をいくつかピックアップし、受講料を比較してみると良いですね。

費用を安くすることを重視するなら受講料の安い教室を選ぶと良いでしょう。

全国にある推進校の情報などは、こちらの記事「全国にある食育インストラクターの推進校の紹介」で詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考ください。

食育インストラクターの費用は1つずつ詳しく見ていくことが大事。推進校に通う場合はいくらになるか確認が必要

食育インストラクターの取得にかかる費用はやや複雑です。

「受講料」「試験料」「申請料」などの費用が分かれていること、級が多く取得要件がいくつもあるからです。

そのため、食育インストラクターの費用を知るためには、あなたがどの試験要件に当てはまるのか確認し、その上で費用をチェックする必要があります。

推進校に通う場合は、学校ごとに受講料が異なりますので、NPO日本食育インストラクター協会のホームページから推進校情報を確認してくださいね。

食育インストラクターの費用はわかりにくいのですが、今回ご紹介した表で1つずつ詳しく見るとわかりやすくなるはずです。

費用にかかる問題が解消すれば、資格取得に向けて踏み出すことができるでしょう。