食育アドバイザーと食育実践アドバイザーの違いは何？似ている2つの食育資格を徹底比較！

気軽に取得できて、すぐに実生活で活かせる資格として人気が高い食育系の資格。

食育アドバイザーも、初心者でも比較的簡単に取得できる資格として人気を集めています。

しかし、同じように人気の資格として食育実践プランナーという資格もありますよね。

この2つの資格は内容がとても似ているため、どちらを取得するか決めかねている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、食育アドバイザーと食育実践プランナーの2つの資格を徹底比較したいと思います。

「初心者向けの家庭で活かせる食資格」という曖昧な内容ではなく、認定機関、資格内容、取り方、費用、試験、学習期間、教材、サポート体制と、あらゆる角度から比較していきます。

これがわかれば、あなたの希望により合っている資格はどちらなのか判断することができるでしょう。

せっかく時間とお金をかけて勉強するなら「取って良かった」と思える資格を選びたいですね。

食育アドバイザー講座 キャリカレ詳細はこちら

食育実践プランナー講座 ユーキャン詳細はこちら

食育アドバイザーと食育実践プランナーは違いがわかりにくい！似ている点が多いので迷ってしまう

食育系の資格は数多くありますが、専門性が高い資格や、プロ向けの資格、主婦向けの資格など様々なタイプがあります。

食育アドバイザーと食育実践プランナーは、どちらも食全般的な資格です。

さらに、どちらも主婦向け、自宅受験OK、人気講座で勉強できるなど似ている点が多いため、違いがわかりにくいですよね。

どちらも家庭で実践するための食育資格

食育資格と一口に言っても、管理栄養士のように仕事で使うための資格から、趣味として使うことを目的とした資格まで幅広いです。

食育アドバイザーと食育実践プランナーは、どちらも家庭で活かすことを目的とした主婦向けの資格です。

学ぶ内容も、食の基礎知識や、食材の選び方、子供の食育についてなど、似たような内容であるため違いがわかりにくいでしょう。

どちらも自宅で受験できる

資格を決める時に気になるのは、受験方法ですよね。

国家資格のように、試験会場で受験する本格的な試験もあれば、自宅で気軽に受けられる試験もあります。

食育アドバイザーと食育実践プランナーはどちらも自宅受験できるタイプの資格です。

受験方法が判断基準にならないので、さらに迷ってしまうでしょう。

どちらも人気通信講座で勉強できる

食育資格は、自分でテキストを買って独学する方法、学校に通って勉強する方法、通信講座を利用して勉強する方法があります。

食育アドバイザーと食育実践プランナーはどちらも通信講座を受けて勉強する資格になります。

しかも食育アドバイザーは「資格のキャリカレ」、食育実践プランナーは「ユーキャン」と、どちらも人気の大手通信講座なので、判断するのが難しいでしょう。

このように、食育アドバイザーと食育実践プランナーは似ている部分が多い資格なので、なかなか決めることが難しいです。

何となくイメージで決めてしまうと、勉強し始めてから「やはり、あっちの資格のほうが良かった…」となってしまうかもしれませんね。

食育アドバイザーと食育実践プランナーの違いを徹底解説！様々な角度から比較しよう

食育アドバイザーと食育実践プランナーは似た部分が多いため、ハッキリ違いを知るためには、色々な角度から比較してみる必要があります。

以下の表では、①認定機関、②資格内容、③取り方、④費用、⑤試験、⑥学習期間、⑦教材、⑧サポート体制の8つの項目に分けて比較しています。

何となく似た資格というイメージがあっても、このように細かく比較してみると違いが見えてくるでしょう。

その違いを知り、あなたに合った資格がどちらなのか考えてくださいね。

それでは1項目ずつ詳しく解説していきましょう。

①認定機関

まずは認定機関から見ていきましょう。

国家資格とは違い、民間資格はそれぞれの民間団体が主催しているため、どんな団体の資格なのか知っておく必要があります。

資格を取ってからあまり信用できない団体の資格であることが発覚したらガッカリですよね。

食育アドバイザーは一般財団法人日本能力開発推進協会

食育アドバイザーは一般財団法人日本能力開発推進協会が主催する民間資格です。

この団体は、職業実務の能力を向上させることで、雇用機会を増やし、経済活動の活性化を図ることを目指しています。

食に関する資格だけでなく、美容、心理、ペット、事務など多彩なジャンルの資格を主催している実績ある団体です。

食育実践プランナーは一般社団法人日本味育協会

食育実践プランナーを主催しているのは、一般社団法人日本味育協会です。

この団体は、味を育てることを「味育（みいく）」と呼び、これを広めることを目的としています。

食は「食べたい」という欲求が根底にあるため、食育の原点は「味覚」であると考えているのです。

食育実践プランナーは、この味育を広めることが目的でもあるのですね。

企業研修や学校などにおいて、味覚に関する講義を積極的に行うなどの実績ある団体です。

このように、どちらも明確な理念があり、実績もある団体なので、安心して資格取得を目指せるでしょう。

②資格内容

次に、どんな資格なのか、資格の目的、級、学習内容を比較しながら違いを見ていきたいと思います。

どちらも同じような資格内容と思われていますが、詳しく比較してみると違いがわかるでしょう。

食育アドバイザーは健全な食生活を送ること、その活動方法を学ぶことが目的

食育アドバイザーは食に関わる知識を持ち、健全な食生活を送ることを目的とする資格です。

子供、高齢者などと限定するのではなく、幅広い年代に対応した食知識を勉強するのが特徴です。

勉強するのは上表にあるように食育の基礎に加えて、食育活動方法についても学びます。

家庭で活かすことがメインの資格ではありますが、セミナーや料理教室において食育活動を実践するノウハウも学ぶところが特徴です。

さらにこの資格の上には「上級食育アドバイザー」という資格もあるため、上を目指すことも可能です。

上級食育アドバイザーについてはこちらの記事「食育アドバイザーと上級食育アドバイザーについて」で詳しくお伝えしておりますので、気になる方はチェックしてくださいね。

食育実践プランナーは健全な食生活を実践することを目指す資格

食育実践プランナーも、同様に健全な食生活を送ることを目的としている資格です。

「実践」にこだわり、食材の選び方やメニュー作りなど、すぐに家庭で活かせる内容を学習するのが特徴です。

幅広い年代の食生活を考えた勉強内容ではありますが、子供の食育に特化した内容がメインなので、お子さまのいるご家庭に向けた資格と言えるでしょう。

このように、どちらも家庭実践を目的とした資格ではありますが、食育アドバイザーのほうがその先の「食育活動」も視野に入れた内容になっています。

食育実践プランナーは、とにかく家庭ですぐ実践できることに重きを置いている資格と言えますね。

③取り方

次に、どのようにして資格を取るのか比較してみましょう。
どんなに取得したいと思える内容の資格でも、取得方法が面倒な資格は避けたいですよね。

食育アドバイザーは資格のキャリカレで勉強する

食育アドバイザーは、通信講座「資格のキャリカレ」の講座を修了した後に、試験を受けて合格点を取れれば合格になります。

試験は、随時自宅で受けることができます。

食育実践プランナーはユーキャンで勉強する

食育実践プランナーは、通信講座「ユーキャン」の講座で勉強し、5回目までの課題提出が終わったら、最後の1回の課題提出をします。

これが試験という扱いになり、合格点が取れれば合格となります。

この資格も試験は、随時自宅で受けることができます。

このように、資格取得の方法は、どちらの資格もほぼ同じと言えます。

受験資格は指定された通信講座を受講すること。その上で自宅で試験を受ける流れになります。

受験資格がない資格の場合は、通信講座を利用せずに独学で勉強して受験することもできますが、この2つの資格はどちらも独学はNGということですね。

④費用

次に費用について比較したいと思います。

資格を取るためには、通信講座の受講料や受験料がかかるため、それぞれの金額が高いと結構な費用になる場合があるので要注意です

食育アドバイザーは送料と受験料がかかる

食育系資格の通信講座の相場は4万円前後となっているため、受講料は標準的と言えるでしょう。

ただし、教材が送られてくる際には送料がかかりますのでご注意ください。

また、試験を受ける際には受験料が別途かかることも覚えておいてくださいね。

食育実践プランナーは受講料のみ

食育実践プランナーも受講料は相場通りと言えますね。

ただし、送料は受験料がかからない分、食育アドバイザーよりお得と言えますね。

このように2つとも受講料はほぼ同じですが、それ以外の費用は食育アドバイザーのほうがかかってしまいます。

しかし、一つ注意していただきたいことがあります。

それは、どちらも通信講座も、割引キャンペーンが実施される場合があるということです。

5,000円割引キャンペーンや、ネット申込で10,000円割引キャンペーンなどが実施された実績があります。

通常料金は上表のようになっていますが、ぐんとリーズナブルになる場合もあることを覚えておいてくださいね。

資格のキャリカレ、ユーキャンの公式サイトを定期的にチェックしておくと良いですね。

⑤試験

次に、気になる試験に関する情報を比較したいと思います。

試験のハードルが高すぎる資格だと躊躇してしまう方は多いでしょう。

どれくらいの難易度なのか確認しておくと安心ですね。

食育アドバイザーも食育実践アドバイザーも試験は難易度が低め

このように、どちらの資格も自宅で随時受けることができて、テキストを見て解くことができます。

得点率は70％以上なので、ほとんどの方が合格点を取れるでしょう。

もし不合格だった場合でも、再チャレンジすることができるので、ほぼ100％の方が合格できると考えて良いでしょう。

食育資格の中には、年に数回だけの試験日で、会場で受験する本格試験もあります。

食育アドバイザーと食育実践プランナーはどちらも気軽に受験できて、難易度の低い資格と言えますね。

初心者の方、お子さまが小さくて会場試験は難しいという方でも安心です。

⑥学習期間

次に学習期間について見ていきましょう。

同じ食育資格でも、1ヶ月程度で取得できる資格もあれば、1年近く勉強する資格もありますので、確認しておきたいですね。

食育アドバイザーは比較的短期間で取得できる

食育アドバイザーは、3ヶ月で取得することができるので、食育資格の中でも比較的短期と言えます。

仕事や子育てが忙しいから、短期集中でパッと取ってしまいたいとう方はこちらの資格が魅力ですね。

また、資格のキャリカレの利用期間は最大700日まで無料となっています。

食育実践プランナーは半年かかるので少し長め

食育実践プランナーは6ヶ月とやや長めです。

ただし、内容が難しいから学習期間が長いというよりは、基礎的な問題をじっくり丁寧に勉強するような感じですね。

少しゴールは遠くなりますが、無理なくゆっくり勉強したいという方は、こちらが向いているでしょう。

ユーキャンの利用期間は最大12ヶ月です。

このように、学習期間はだいぶ違いがありますね。

それぞれの通信講座の無料期間も、食育アドバイザーは約2年、食育実践プランナーは約1年と大幅な違いがあります。

⑦教材

次に比較したいのは、それぞの通信講座の教材についてです。

通信講座を利用しても、基本的に勉強するのは一人ですよね。

そのため、学習パートナーとなる教材の存在はとても大きいでしょう。

勉強しやすいテキストなのか、それぞれの違いを見てみましょう。

食育アドバイザーはDVDが特徴

食育アドバイザーの教材は、わかりやすい工夫が凝らされたテキストと、実践できるレシピ集もついています。

特徴は、映像講義が収録されたDVDです。

本を見て理解するのが難しい部分も、映像講義を見ると理解しやすく知識を定着させやすくなるでしょう。

食育アドバイザーの教材については、こちらの記事「食育アドバイザーの教材内容について徹底解説」で詳しくお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。

食育実践プランナーはeラーニングが特徴

食育実践プランナーの教材も、わかりやすいテキスト、実践的なレシピ集、目利き便利帳やアイディアブック、DVDがついています。

さらに特徴が、スマホやPCで勉強できる「学ぶオンラインプラス」というeラーニングシステムです。

忙しい方でもすきま時間に効率よくできるシステムとなっています。

このように、「わかりやすいテキスト」+「実践的な副教材」という内容はどちらも同じと言えるでしょう。

食育アドバイザーは、映像講義が6巻もついていること、食育実践プランナーはスマホ学習に向いていることが特徴と言えますね。

⑧サポート体制

最後に比較するのは、学習サポート体制です。

一人で勉強する上で、学習サポートはとても重要な要素なので、しっかり違いを確認しておきましょう。

食育アドバイザーは就職サポートがある

食育アドバイザーは添削指導は3回、質問サービスは無制限となっており、十分な手厚いサービスを受けられることがわかります。

さらに注目は、就職サポートを受けられるということ。「キャリアコーディネートサポート」というサービスがついています。

専属スタッフが希望の職場などに合わせて、就職、転職サポートや、活動の幅を広げるための団体などを紹介してくれるのです。

食育実践プランナーは添削指導が多い

食育実践プランナーは、添削指導が6回となっており、食育アドバイザーよりも多いですね。

最後の1回は資格試験になるので実質5回ですが、ユーキャンの添削指導は非常に丁寧と評判なので、それを5回も受けられるのは手厚いサービスと言えるでしょう。

質問サービスも1日3回までOKなので、無制限とほぼ同じですね。

このように、添削指導が多い食育実践プランナーと、就職サポートまでついている食育アドバイザーという違いがありますね。

就職や転職を考えて資格を取りたいという方は、食育アドバイザーを検討してみると良いですね。

もちろん、必ず就職や転職ができるわけではありませんが、就職活動の参考にはなるでしょう。

ここまで、食育アドバイザーと食育実践プランナーについて、様々な角度から似ている部分、違う部分を見てきました。

次の章では、この違いをまとめた上で、それぞれの資格が向いている方について考えていきたいと思います。

食育アドバイザーと食育実践プランナーは共通点が多いが違いもある！どんな方に向ているのか考えよう

ここまで、似た資格である食育アドバイザーと食育実践プランナーについて、詳しく違いを比較してきました。

やはり共通点が多い資格であることは確かですが、違いもあることがおわかりいただけたと思います。

その違いを踏まえて、食育アドバイザーが向いている方、食育実践プランナーが向いている方は以下のようになるでしょう。

どちらの項目が多いか参考にしていただき、あなたにとって取る意義のある資格はどちらなのか考えてみてくださいね。

それぞれの資格の通信講座「資格のキャリカレ」「ユーキャン」では無料で利用できる資料請求を行っていますので、気になる方は、どちらも資料請求してみてはいかがでしょうか。

食育アドバイザー講座 キャリカレ詳細はこちら

食育実践プランナー講座 ユーキャン詳細はこちら

食育アドバイザーと食育実践プランナーの違いを知り、納得した上で決めよう

今回は似ている食育系資格である食育アドバイザーと食育実践プランナーの違いについて考えてきました。

認定機関、資格内容、取り方、費用、試験、学習期間、教材、サポート体制と、あらゆる角度から比較してみると、いくつか違いがあることがわかります。

その違いを見ていただき「取得したい」と思えるほうの資格を選んでくださいね。

どちらも通信講座に申し込んで勉強することになります。

通信講座に申し込んで勉強を始めようとした段階で「思っていたのと違う…」とならないように、納得した上で勉強をスタートさせたいですね。